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第121話
笑っている俺を嬉しそうに見る光生と目が合えばお互いに無言になる。静かになった部屋にドキドキしていると光生は部屋の電気を消した後ベッドのそばに置いてあるおしゃれなライトをつけた。暖かくて柔らかいオレンジ色に照らされた光生はなんだかえろくてかっこいい。
「ふふっ、なんでそんなに緊張してんの?」
部屋は薄暗く目の前には光生がいて今からえっちをするこの空気に緊張するのなんて当たり前だ。それなのに笑いながら聞いてくる光生はやっぱり余裕そうで俺ばかり意識しているのが恥ずかしい。
「だって……」
「ん?だってなに?」
言葉に詰まる俺に光生は首を傾げて続きを聞いてくる。そんなに見つめられると言いにくいけど今日は素直になると決めた俺は光生の手をギュッと握り小さな声で教える。
「……だって…ベッドでえっちするの初めてだし…それに…今日の光生いつも以上にかっこよくて優しいから……」
やっぱり変なことを言ってしまったかなと思い、チラッと光生を見ればめずらしく顔を赤くして照れていた。
「やばい、涼がかわいすぎてどうしよう。」
覆い被さっていた光生はそのまま俺の体の上に倒れ込んできた。
「うっ!重い、、」
「俺いつも早く涼に触りたくてその場でしちゃってたから嫌だったでしょ?ごめんね。今度からはちゃんと涼のことベッドに運ぶまで我慢する。」
そんなこと全く気にしてもなかったのに顔をグリグリと俺に押し付けて謝る光生がかわいくて愛おしい。
「んーん、、今までみたいに床に押し倒されてするのも大好きだからいい、、」
「……何で今日そんなに素直でかわいいの。」
そんなの光生の喜ぶ顔が見たいからに決まってる。それに初めてのお泊まりで俺はきっと浮かれていて普段なら恥ずかしくて言わないことも、つい言ってしまうんだと思う。
「……キスしていい?」
光生はいつもなら聞いてくることもなければダメと言っても勝手にしてくるのに甘えた顔をしながら聞いてくる。
「うん…いっぱいして……」
俺がそう言った瞬間勢いよくキスをされすぐに舌が入ってくる。
「んぅっ…!……っあ……ふぅっ…」
やっぱり光生がしてくれるキスは上手でいつまでたっても下手な俺とは大違いだ。必死に光生の舌に絡ませるようにキスをするとゆっくりと服の中に手が入ってくる。お腹をすりすりと撫でられたあと光生の手は上にあがっていき乳首にそっと触れた。
「あんっ!……光生っ…!」
「ふふっ、かわい。」
一瞬触られただけなのに俺の体はどんどん熱くなっていく。
「乳首で気持ちよくなるの好き?」
そんな優しい顔で聞くなんてずるい。初めて光生に乳首を触られてからこの場所が大好きになった俺はコクコクと何度も頷く。
「俺も涼がここで気持ちよくなってるとこ見るの大好き。」
そう言いながら光生は俺の顔をじっと見つめゆっくりと乳首の周りをくるくると撫でた。
「んっ!……ふぅ……光生っ…それだめぇ…!」
「えー、なんでだめなの?」
だめだと言っても撫で続ける光生の手を止めようとギュッと両手で握ってみるけど上手く力が入らない。
「…んぅ…だってそれ…乳首勃っちゃうから……恥ずかしい……」
正直に言うのも恥ずかしくてどこを見ればいいのか分からず握っていた光生の手を自分の顔に持っていき俺は顔を隠す。
「……そんなかわいいこと言いながら俺の手を握るの逆効果だって知ってる?」
「……え?」
「それ俺のこと興奮させるだけだから。」
突然勢いよく離された光生の手は俺のスウェットをぐいっとめくりあげる。
「…っ!ちょっと!!光生っ!」
光生の名前を呼んだ時にはもう遅かったらしく乳首をちゅうっと吸われた。
「やぁあんっ!……こうぅ……だめだってっ……んぅっ……っ!」
光生の口の中は温かくて何度も吸われながら舌で乳首を刺激されると気持ちよすぎてどうにかなりそうだ。
「ふふっ、ねぇ見て涼の乳首勃っちゃった。」
光生はからかうように笑いながら乳首の先を軽くツンツンと触る。
「あんっ…!んっ…っはぁ……」
ぬるぬるになった乳首を刺激されるのも気持ちよくてもっと触ってほしいのに光生は指を離し楽しそうに笑う。
「でもさっき涼にだめって言われたし乳首触るのやめないとね。」
えっちをする時にいつもいじわるを言われるのが本当は大好きで今だってこの状況に俺は興奮してしまっている。そんな俺に気づいているのか光生はニッと笑いながら見つめてくる。
「やめるのやだっ…!本当は光生にもっと乳首触ってほしい……!」
中途半端に触られた乳首はもう限界で早くまた気持ちよくなりたい俺は胸をつきだすようにしてお願いすると光生は嬉しそうに笑った。
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