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第123話 光生side

  「……さっきからずっと気持ちよくて…このままじゃ光生が引くくらいイっちゃう……」 うるうるした目で不安そうに話す涼は俺のことをわざと煽っているのだろうか。でもそんなことをするほど器用じゃないし涼はきっと真剣に話しているんだろうと思うとかわいくてしょうがない。 「引くわけないでしょ。むしろ俺が興奮するだけだって。」 「……本当?じゃあ光生もいっぱい出る?」 いややっぱりこれはわざとかもしれない。この状況でこんなことを言うなんていつもの涼からは想像できない。 「うん。涼と同じくらい出る。」 ここ最近涼に触れてなかったし俺のほうが何回もイくんじゃないかと思いながら涼の頭を撫でると安心した顔を見せてくれる。 「よかった、、俺だけじゃなくて、、」 「ふっ、出るって最初何のことかと思ったら精子のことね。」 「っ!!ちょっと!恥ずかしいからそんなこと声に出して言わないでっ!」 涼は俺のことをバシバシ叩きながら怒っていてどこにそんな怒るところがあったのか謎だ。 「ねぇ、今度涼が1人でしてるところ見たい。」 「やだっ!!ていうかこの前電話した時に見せたじゃん!」 「あの時は顔も見てないし画面暗かったしあれは見たうちに入らないから。直接見せてよ。」 「直接なんて絶対やだって!光生の変態!」 完全に怒ってしまった涼は俺のことを睨むけどその顔もやっぱりかわいくてこれはいつか絶対に見せてもらおうと俺は心に決めた。 「ふふっ、怒っちゃった。せっかくさっきまで素直でえろくてかわいかったのに残念。」 不機嫌そうに口を尖らせている涼のほっぺたをツンツンと触ってみるとチラッと俺のことを見る。 「ほら、機嫌直して?」 「そんなんじゃ直らない!」 顔をフンッと横に向けた涼の機嫌はどうやらすぐには戻ってくれないらしい。 「えー、じゃあこれは?」 ほっぺたにキスをして涼に聞けば嬉しそうな顔でブンブンと顔を横に振る。俺にキスをされて喜んでくれるのがたまらなく嬉しいしそれを隠しているのがまたかわいくて俺の心をくすぐる。 「だめ!まだ許さない!」 「ふっ、かわい。これでどう?」 口にキスをしたあと耳元で大好きと囁けば涼はコクリと頷いてくれる。こうやって涼の機嫌を取ることが大好きでこの時間がたまらなく幸せだ。 「ふふっ、許してくれるんだ?」 さっきまで怒っていたのに今は恥ずかしそうに黙っているのがかわいくてそのまま耳を優しく噛めば涼は体をビクッとさせた。その反応がもっと見たくて何度もゆっくりと噛んだりキスをしてしまう。 「…っんぅ……光生……」 「ん?どうした?」 小さな声で俺の名前を呼ぶ涼はなにか言いたそうで顔をあげ微笑むと顔を赤くし上目遣いで俺を見上げた。 「…俺も光生のこと大好きだから…今度ちょっとだけなら…1人でしてるところ見てもいいよ…」 いやこれは完全にだめだ。いつも急にとんでもないことを言いだす涼は今日もまた俺のことを喜ばせてくれる。 「………ちょっとそれまじでかわいすぎるからやめて。」 「…それと俺も…光生がしてるところ見たい…」 やめてと言っても気にせずに喋り続ける涼はきっとこんなにかわいいことを言ってることに自分では気づいていないのだろう。 「うん。今度好きなだけ見ていいよ。」 早くまた涼に触りたくてめくっていたスウェットを脱がせば涼は甘えた顔で俺の服に手を伸ばした。 「…んっ……光生も脱ぐ……」 「ふふっ、涼が脱がして。」 涼は俺のスウェットをゆっくりと脱がすと顔に持っていき深く息を吸った。 「…っ…光生の匂いだ…これ大好き……」 「…だからそうやって俺のこと煽るのだめ。」 「え?煽るって?」 「いや、そうだよね。なんでもない。」 やっぱり無自覚らしい涼からスウェットを取れば今度は俺の体をペタペタと触ってくる。 「いつも思ってたけど光生の腹筋割れててかっこいい……」 もう今日はあきらめるしかないらしい。家に泊まりにきてくれるだけでも俺は浮かれているのにこんなに素直になられると俺は絶対に調子に乗ってしまう。

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