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第124話
「ふふっ、そんなに俺の体好き?」
光生の引き締まった体がかっこよくてずっと触っていると笑いながら聞かれる。
「あっ、ごめん!俺すごい触ってた、、」
普段はあまり触らないから無意識にベタベタと触っていたことに気づき咄嗟に手を離す。
「なんで謝んの。ずっと触っててよ。」
光生は俺の手を取って体に持っていくとニコッと笑う。こんなに触ったら嫌じゃないかなと思いながらそっと割れた腹筋を撫でる。
「そんなんじゃ足りない。俺いっぱい涼に触られたいんだけど?」
俺が不安に思っていることなんてお見通しの光生はいつもこうやって安心する言葉をくれる。
「やっぱり今日の光生なんかいつもより甘い…」
「ふふっ、なにそれ。褒めてんの?」
楽しそうに笑う光生にコクリと頷くと俺の頭を撫でながらゆっくりと近づいてきて再び乳首を舐めた。
「あぁんっ!…っはぁ…光生っ…!」
「ん?」
光生は顔を上げると両方の乳首を指で触りながら俺の顔をじっと見る。
「……やぁっ……そんなに見ないで……」
「だって涼が俺の名前呼んだんじゃん。」
それは反射的に呼んでしまっただけで顔を見てほしくて呼んだわけではないのにさらに顔を近づけられる。
「ねぇ、なんでそんなに顔かわいいの?」
光生は真剣な顔でこんなことを聞いてくるけど今の俺はそれどころではない。
「…っはぁ……かわいくないし……ってか顔近いって……!」
さっきから乳首を刺激され気持ちよくなっている顔を間近で見られる状況に俺はいっぱいいっぱいだ。光生の体を触っていた手を止め離れるようにぐっと押すけど全く動いてくれない。
「……光生っ…恥ずかしいから…ちょっと離れてっ……」
「やだ。」
急にふてくされた顔をする光生は顔を横にふんっと背けた。
「……やっと涼と2人きりになれたのに。」
「……え?」
「星くんも夢も涼のこと大好きだしひとりじめしてたのに俺はその間ずっと涼と一緒にいられなかったし2人だけずるい。」
そんなことで不機嫌にならなくてもと思いながらもこうやって俺のことを想ってくれている光生が愛おしく感じる。
「光生……」
「…ごめん。ただのやきもち。」
謝る光生はポンっと俺の首元に顔を埋め軽くキスをする。
「んっ…光生ごめんね…俺、気持ちよくなってる顔見られるの恥ずかしくて…離れてって言っちゃった……」
「んーん、謝らないで。」
顔を上げた光生は優しく微笑みながら首を横に振ってくれる。俺は光生の背中に腕を回してキスをした。
「……涼?」
「……今みたいにちゅーしてたら…顔あんまり見えないから…ずっとちゅーしてるのはだめ…?」
俺だって光生のことをひとりじめしたいしもっとくっついていたい。
「そんなかわいいおねだりされて俺がだめって言うと思う?」
光生は唇が触れるギリギリまで顔を近づけニコッと笑う。
「涼はいつも俺に優しくしてくれるね。」
そう言った後すぐにキスをしてくれた。俺の頬に添えられていた手はゆっくりと下に行き乳首に触れる。
「んっ…!…っはぁ……あんっ!…きもちぃ…」
お互いの舌を絡ませるようにキスをしながら乳首を弾いたり撫でられると俺はすぐに限界が来る。
「…やぁんっ!……こうぅ…もうだめかもっ…」
「ふふっ、もうイっちゃうの?」
ニッと笑った光生はさっきよりも緩く乳首を触る。
「まだ触り始めたばっかりなのに涼のえっち。」
「…んぅっ……だってぇ……光生に触られると…すぐに気持ちよくなっちゃうからぁ……」
「……なにそれ超かわいい。」
俺がイきそうになっているからなのかまたすぐにキスをしてくれる光生はさっき俺が顔を見られるのが恥ずかしいと言ったことを気にかけてくれているんだと思う。
「…はぁんっ…!…光生っ……まってぇ…!」
「んー?大丈夫、顔見てないしキスしてるから好きなときにイっていいよ。」
「やっ…違うっ…今ちゅーするのだめ…!」
さっきから自分勝手なことを言っているのはわかっている。それでも光生は俺のわがままをいつも聞いてくれるから今日も俺はそんな光生に甘えてしまう。
「…っんぅ…やっぱり乳首でイくとこ見てて…」
「……え?」
キスをしてくれていた光生は勢いよく顔を離し驚いた顔で俺を見る。
「……光生に気持ちよくしてもらってるところやっぱり見ててほしくなったのっ……」
「なんでいまそんなかわいいこと言うの。」
緩く触っていた乳首を光生は軽く摘む。突然刺激され俺のものはビクッと勝手に動いた。
「んぅうっ…!…光生っ…もうでちゃうっ…」
「ん、俺に乳首触られてイくとこ見せて。」
光生は俺に近づくと目が合った瞬間両方の乳首をギュッと摘みながら引っ張った。
「ふあぁっ…!……イくっ…イくぅっっ!!……っぁああんっ!!」
光生はやっぱり俺のことを気持ちよくさせるのが上手だ。頭が真っ白になるくらい気持ちよくて勝手に浮く腰は止まることなくずっとビクビクと動いている。
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