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第131話 光生side
「あぁん…!…こうぅ…お尻きもちいぃ……」
抱きついてきたかと思えばすぐに体を離しトロンとした気持ちよさそうな顔で俺を見てくるからずるい。こんな顔を目の前で見せられて余裕なんてものは一瞬で無くなってしまう。
「んっ……俺もやばい……」
「…はぁっ…光生の顔えっちでかっこいい……」
お尻をきゅうきゅうと何度も締めながら涼は嬉しそうにしていてそれがどうしようもないくらいかわいくて奥をもう一度突けばえろい顔を見せてくれる。
「やんっ…!まだイってるからだめっ…!」
「ふふっ、かわい。涼のその顔絶対に誰にも見せないで。」
「んぅ…こんなの光生しか見ないって…!」
自分のかわいさを自覚していない涼はそんなことを当たり前のように言ってくれるけど絶対に星くんなんて涼のこと狙ってるしなんならこんなえろい顔見たいに決まっている。
「ねぇ、涼のここも俺以外に触らせるの絶対だめだからね。」
涼が気持ちよくなるところを強めにまた突くとビクッと体を震わせ俺の大好きな顔をしてくれる。
「ぁあんっ!……もう!だから俺の気持ちいいところなんか光生しか知らないし…そもそも俺なんかに興奮する人なんて他にいないから!」
俺を睨みながら怒る涼にわざと拗ねた顔をすればちゅっと軽くキスをしてくれた。
「光生のほうがモテるんだから心配するのどちらかというと俺の方だもん……」
まだ繋がったままの状態でそんなかわいい事を言う涼は俺のことを全くわかっていない。今どれだけ俺が動くのを我慢しているかなんてきっと知らないんだろう。
「…さっきだって光生のイく顔見たとき他にもこの顔見た人がいるんだって思ってやきもち妬いちゃったし……」
「ふふっ、そんなこと思ってくれてたの?」
悲しそうにコクリと頷く涼にゆっくりと何度もキスをすれば少しずつ嬉しそうな顔になっていくところが愛おしい。
「ごめんね、お尻初めてだったのに無理させちゃったね。痛いところない?」
俺が謝ると涼は全力で首を横に振りながら大丈夫と言ってくれる。でも絶対に体に負担をかけてしまったし自分勝手に動きすぎたことを今さら後悔してしまう。それなのにまだおさまらない俺のものを涼の中に挿れたままだったことに気づき抜こうとすれば涼は俺の腕をギュッと握る。
「光生……」
「ん、俺の挿れたままできつかったよね。ごめんすぐ抜くからちょっと待ってね。」
ゆっくりと抜こうとすれば涼はまた首を横に振り腕を握る力はさらに強くなった。
「…光生…もう少しこのままじゃだめ?」
「……え?」
チラッと俺を見て恥ずかしそうに視線をそらせばすぐにまた上目遣いをして見上げてくる涼はわざとしているのかと思ってしまうほどかわいい。
「まだ光生とくっついてたくて……って光生はやだよね…ごめん俺またわがまま言っちゃって…」
涼はこうやっていつも俺のことを簡単に夢中にさせる。わがまま言ってごめんと涼はいつも謝っていてそれにすら俺はときめいてしまうんだ。
「俺は少しじゃなくてずっとこのままくっついていたいんだけど?」
「光生……」
「ふふっ、涼より俺のほうがわがままだね。」
そう言ってキスをすれば涼は嬉しそうにニコッと笑った。
「へへっ、俺の中光生のでいっぱいだ!」
そう言って自分のお腹をスリスリと撫でる涼は照れた様子ではにかむ。これは絶対に涼が悪いしどうやったって我慢できるはずがない。
「……ごめん、やっぱりこのままは無理。」
理性なんか一瞬で崩れた俺は涼にキスをしながら腰を打ちつけるように何度も動かす。
「んぅうっ!!光生っ……いきなりどうしたのっ……あぁっ!」
「いきなりじゃないよ、今日ずっと煽ってくる涼に今まで我慢してたけどもう限界。」
一旦動くのを止めて涼のほっぺたを軽くつまめばまたいつも通りなにも気づいていないらしく不思議そうな顔をしている。
「ぇえ!?なんで俺…?」
「涼は自分がどれだけかわいいかもうちょっと自覚したほうがいいよ。」
そう言ったところで絶対に涼は自分の魅力に気づかないままだろう。そこがかわいいと同時にやっぱり心配になってしまう。
「んぁあっ…!…っ…光生ちょっとまって…」
「無理。待てるわけないでしょ。」
さっきまで優しくしたいし涼に無理させたくないと思っていたのに俺は自分のことを止めることすらできない。涼が俺ので気持ちよくなっているところがどうしてもずっと見ていたくてさっきよりも激しく腰を振って何度も涼のいいとこばかり突いてしまう。
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