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第135話 光生side

「どこでそんなえろいこと覚えたの。」 両手で2人のものを握りゆっくりと撫でるように動かされる。ボディーソープのせいで滑りが良く少しの刺激にさえビクッと体が揺れてしまう。 「光生、、おっきくしちゃだめだからね!」 それなのにそんな無理なお願いをする涼に俺は耐えるしかないらしい。さすがに今日はもうイくことはなくても反応ぐらいは余裕でしてしまう。 「んっ……光生の当たってる……」 チラッと俺を見て恥ずかしそうに笑う涼は体が濡れていて余計にえろい。 「ねぇ、涼っていつもこんなえろい洗い方しながらお風呂に入ってんの?」 「っ!!そんなわけないじゃん!!1人でこんなことしないって!!」 「えー、本当?すっごい怪しいんだけど。」 「本当だもん、、こういう洗い方光生好きかなって思ってしてみただけだもん、、」 俺がしつこく聞いたから拗ねたのか頬を膨らませて睨んでくる。それがどうしようもないくらいかわいい。 「ふふっ、大好き。涼は俺のことなんでもお見通しだね。」 頭を撫でると小さく頷き上目遣いで俺を見上げる。 「ねぇ、また今度も今日みたいに洗ってくれる?」 「うん、、光生は特別だから、、いつでも洗ってあげる、、」 そんなことを言ってギュッと抱きつく涼に俺はまたさらに大好きになってしまう。特別と言われることがこんなにも嬉しいなんて思ってもいなかった。 「ふふっ、涼のおかげで全身スベスベになった。ありがとね。」 もう何回も涼の裸を見たのにまだ見られることに慣れないのかシャワーで泡を一気に流すと恥ずかしそうに俯いている。 「ほら早く浸からないと涼のえっちな体ずっと見えたままだよ?」 慌てて湯船に浸かった涼は真っ白なお湯のせいで体が見えそうで見えなくて俺の心をくすぐりまくる。 「……光生近いって!」 くっつくように俺も入れば体をグイッと押され離されてしまう。 「しょうがないじゃん狭いんだから。」 「どこが狭いの!こんなに広いお風呂初めて見たし最初入ったとき温泉かと思ったくらいだよ!」 怒ってしまった涼を無視して後ろから抱きしめるとすぐに機嫌が良くなったのか手を握ってくれる。 「涼が持ってきてくれた入浴剤いい匂いだね。」 「うん!俺、入浴剤集めるの好きで1番お気に入りのやつ持ってきた!」 「なにそのかわいい趣味。」 少し振り返って嬉しそうに笑う涼にキスをすれば 体重を預けてくれる。 「俺、お風呂入るの大好きなんだー!いつも1時間くらい入ってる!」 さっきよりも密着した体に今すぐ触りたいのにそんな俺に気づいていない涼はずっと手を握って楽しそうにいろんな話をしてくれている。 「ふふっ、じゃあ今度お風呂でえっちする?」 握られていた手をゆっくり離し体を撫でながら聞けばビクッと反応して俺からまた離れていく。 「っ!!そんな恥ずかしいことしないっ!!」 まぁ、涼が何と言おうといつか絶対にお風呂でえっちをすると俺は勝手に決めているんだけどこれはまだ内緒にしておこう。 「ごめんごめん。ほら、こっちおいで。」 隅っこに行ってしまった涼に腕を広げると俺に向き合うように膝にちょこんと乗ってくる。 「……光生に抱っこしてもらうの大好き。」 「ふふっ、俺も大好き。」 そのままキスをすれば勢いよく抱きついてくる。 「光生!一緒にお風呂入ってくれてありがとう!すっごい楽しい!」 だから急にそんなかわいいことをされると俺は本気で照れてしまうから困る。咄嗟のことに何も言えずにいる俺の顔をじっと見つめる涼は心配そうな顔をする。 「……光生の顔赤いけど大丈夫?のぼせた?」 いつも通り俺の気持ちになんか全く気づいていないところにもはや安心してしまう。 「ん、俺先に上がるから涼はまだゆっくり好きなだけ入ってて。」 これ以上涼と一緒にいたら本当にのぼせてしまいそうで先に部屋に戻り風にあたっていると涼もすぐに上がったのか濡れた髪のまま戻ってきた。

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