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第141話 光生side

「あっ……こうぅ…見ちゃだめ……」 下着を脱がした瞬間ピンッとでてきた涼のものは勃っていてそれが恥ずかしいのか脚を閉じ両手で隠している。 「なんで隠すの、見せてよ。」 「だめっ…!絶対見せない!」 「えー、昨日はあんなに見せてくれたのに?」 もう何回も見ているのに毎回恥ずかしがるところがかわいくて大好きだし今だって自分がどれだけえろい格好をしているのかわかっていないところも愛おしい。 「ねぇ、俺のも脱がせてよ。」 どうやって隠している手を離させるか俺の頭の中はいろんな作戦でいっぱいで片っ端から試してみる。 「やだ!絶対わざと言ってるでしょ!?」 簡単にばれてしまったらしく頬を膨らませて少し不満そうにしている。これは案外難しいかもしれない。 「見て、涼のズボンも下着もビチャビチャに濡れててすっごいえろい。」 「見ないっ!もういじわるばっかりしないで!」 わざと顔の前で見せつければ恥ずかしがって下着を奪うかなと思ったのに怒ったのかプイッと横を向かれてしまう。 「ねぇ、涼と手繋ぎたい。」 これもだめだろうなと思いながらも少しの期待を込めて涼のほっぺたをツンツンと触れば振り向き口を尖らせて睨んでくる。 「………光生ずるい。」 そう言いながら俺の手を握ってくれる涼に今日も俺の心臓はドクドクと速くなる。仰向けに寝ている涼をそのままグイッと引っ張って起こせば向かい合うように俺の膝に座ってくる。 「ふふっ、おもらしするところ俺に見られて興奮しちゃった?」 勃っているものを見ながら聞いてみると顔を赤くしてゆっくり頷く姿がたまらない。 「……光生…まだ出ちゃうから……」 「ん?いいよこのまま出して。」 気まずそうにする涼に首を傾げれば泣きそうな顔をしていてこれはいじわるをしすぎたかなと思って謝ろうとした瞬間握られていた手は離される。 「……これだと光生に俺のかかっちゃう………」 俺の腕をギュッと握りそんなことを言われて興奮しない訳がない。腰に腕を回してグイッとさらに引き寄せれば涼は困っていてその顔をずっと見ていたくなる。 「ふふっ、いっぱいかけていいよ。」 「で、でも………」 きっと優しい涼のことだからいろいろと考えて俺に気をつかってくれているんだろう。もっとわがままを言ってくれてもいいのにいつだって遠慮していて少し寂しくなる。 「俺は涼とやらしいこといっぱいしたい。」 誰にも見せたことのない涼を見たいし俺だけのものにしたくて必死だ。こんなに独占欲が強くて、つまらない俺にいつか飽きてしまうんじゃないかっていつも不安でいるなんてきっと涼は少しも知らないんだろう。 「光生……」 「ん?どうしたの?」 何か言いたそうにしているところでさえかわいくて俺の頬は勝手に緩む。 「……俺もしたい…誰にも見せられないくらいのいやらしいことして…光生と俺だけの秘密が欲しい……」 やっぱり涼には敵わない。なんでこんなにいつも俺が欲しい言葉をたくさんくれるのだろう。汚れている俺の心は涼の一言で一瞬で洗われる。 「ふふっ、じゃあ今からすること2人だけの秘密ね。」 そう言って頭を撫でれば涼からキスをしてくれる。それがなんだか誓いのキスみたいだななんて柄にもないことを思ってしまうくらい今の俺は涼の言葉に浮かれている。

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