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第184話 光生side

「わっ!!そんな急に抱きつかないでよ!」 勢いよく抱きついたからか倒れ込む涼は怒っているけど今はそれどころではない。 「ねぇ、誰に教わったの?」 俺の知らない間に誰かに教えこまれているのなら絶対に許さないし嫉妬でおかしくなりそうだ。 「俺…光生としかえっちしたことないから…誰にも教えてもらってないよ……」 「本当?誰にもえろいことされてない?」 独占欲が強くて自分でも引いてしまう。だけどそれくらい涼はかわいくて危なっかしい。 「うん、、たまにえっちな動画見て勉強するけど、、」 「………ねぇ、そのよく話にでてくるえっちな動画ってなに。」 前から気になっていたけどよくあるAVでも見てるのかなと思い聞かなかった。でもなんとなく違う気がしてきた。 「マイケル先生って人がいろんなこと教えてくれるの!今度一緒に見る?」 「……なにそのすごい怪しい動画。」 やっぱり俺の予想は当たっていたらしいけどどこでそんなものを見つけるのか謎だ。それにずっとそんなものを見て勉強していたなんてどんな動画なんだ。ていうかマイケル先生って誰だよ。 「怪しくないよ!!すっごいわかりやすくて優しいんだから!」 どうやらそのマイケル先生に絶大な信頼を寄せているらしい。星くんの次は画面上の顔も見たことない人に嫉妬しなければいけないのか。 「そんなのわかんないじゃん。優しいのなんてどうせ動画のときだけでしょ。」 「なにそれひどい!いつでも優しくておもしろいのに!」 そんなに怒らなくてもいいのにマイケル先生をバカにしたからなのか涼はみるみる不機嫌になっていく。会ったこともないのにいつでも優しいと言い切るなんて簡単に信用しすぎだ。 「てかそんなの見て勉強する必要ないでしょ。」 これはただの勝手な嫉妬だけどできるだけ見てほしくない。一応えろい動画みたいだしそんなので涼のことを夢中にさせるなんてマイケル先生はずるい。 「……だって光生いつもえっち上手だし…それにすっごいモテるし…俺に飽きて愛想尽かして他の人のところに行っちゃったら嫌だから…マイケル先生に教えてもらってたのに……」 俺が少し怒ったからか拗ねた顔で小さく丸まる涼がかわいくて簡単に許してしまう。 「はぁ〜、またそうやってかわいいことばっかり言って俺のこと喜ばせるでしょ。」 涼の頭をガシガシと撫でればチラッと見上げてくる。 「……俺も光生のことドキドキさせたかっただけなのに……」 「ふふっ、もう充分ドキドキしてるしこれ以上あんなことされたら心臓もたないって。」 そう言って涼を抱きしめ俺のものを擦り付けると顔を赤くしている。 「あっ………光生の硬い……」 「ねぇ、俺の見て。」 涼は俺のものにゆっくりと目線を向けると照れているのか下唇を噛み俯く。 「わっ……もう…恥ずかしくて見れない!」 「涼のせいで痛いくらい勃ったんだけど。」 「……俺のせい?えへへっ、嬉しい!」 当たり前に涼にしか反応しないのに嬉しそうに喜ぶ涼は純粋でそのピュアなところに癒される。 「ねぇ、さっきのお尻見せてくれるやつもう1回して。」 「……光生はああいうのが好きなの?」 「うん、大好き。」 恥ずかしがりながらも俺に見せつけるようにまた四つん這いになってくれる涼にもう我慢はできない。 「……光生にいっぱいえっちなことされたい…」 お尻を突き出してそんなことを言う姿を誰にも見せたくない。早く自分だけのものにしたくて乱暴にグイっとお尻を広げた。

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