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第260話 光生side

  潤んだ目で何度も頷く涼が愛おしい。自分のかわいさもえろさも全く自覚していない涼は平気で俺のを挿れて欲しいなんて言ってくる。 「かわい。そんなにお尻触って欲しいの?」   「うん……俺じゃできないから……」 涼は切なそうに落ち込んだ顔をする。そんな表情にドキッと心臓は動く。 「……1人でしたとき怖くてできなくて……光生がしてくれるときは全然怖くないのに……」 だめだ。もういじわるなことなんて全部やめて涼が喜ぶことだけをしたくなってくる。 「……だから…イかないように頑張る……」 健気な涼は俺が今からどれだけ乳首を責めようと思っているか絶対に知らない。服を脱がせれば涼はソワソワとしだす。 「あっ……俺も光生の服脱がせてもいい…?」 遠慮がちにそんなことを聞いてくるから今すぐに頷きたくなる。それでも今はだめだ。いっぱいいじわるをして遥くんのことを忘れるくらい頭の中を俺だけにしないと涼を取られてしまう。 「ふふっ、ちゃんとイくの我慢できたらいいよ。」 本当は早く脱がせて欲しいし涼がしたいことは全部させてあげたい。 「ん…わかった……ちゃんと我慢する……」 どこまでもかわいくて素直で純粋な涼は潤んだ目で頷いている。どんな手を使ってでもイかせようとしている俺のことなんて疑いもしていない。乳首にそっと唇をつければ涼の体はビクッと大きく震える。 「んぅうっ…!!…っはぁ……っっ……」 下唇を噛み苦しそうに耐える涼は深く深呼吸をしている。その全てがかわいくてなによりえろい。唇で軽く挟むように乳首を噛めば俺の腕をギュッと握ってくる。 「んんっー!!……うっ……はぁっ……」 どうやって触れば涼がイくかなんて全てわかっている。それでも耐える姿がかわいくてイかないギリギリのラインを責める。 「ふふっ、涼の乳首えっちでおいしい。」 こんなことを言えば絶対に「変態!」なんて言って怒ると思ったのに涼は柔らかくフワッと笑う。 「……へへっ、おいしくてよかった!」 俺が喜ぶといつも嬉しそうにする涼はこんな状況でも変わらない。 「ねぇ、自分でこうやって触ってたの?」 ぬるぬるになった乳首を緩く触れば唇をギュッと閉じ恥ずかしそうに頷く。 「1人でこんなえっちなことしてたなんて遥くんに言えないね。」 嫉妬しかしていない俺はさっきからいじわるなことを言いすぎている。でも遥くんは知らなくて俺だけが知っている涼の秘密が欲しい。 「んぅ……言えないけど…なんで遥くん?」 不思議そうにする涼は何もわかっていない。少し引っ張るように乳首をコリコリとつまめば涼は脚をギュッと閉じる。 「あぅっ………はぁ……光生っ…!」 きっとこのままギュッと強くつまめば涼はイく。でもやっぱりこれ以上はいじわるなんてできない。俺の自分勝手な感情で涼の綺麗な心を汚したくない。 「ふふっ、涼の勝ちだね。」 パッと手を離し頬にそっと手を添えれば満面の笑みで笑ってくれる。 「えへへっ!俺の勝ちだ!すごかったでしょ?」 「うん。超すごい。我慢するの上手だった。」 ドヤ顔をする涼はよっぽど嬉しかったのか驚くほど喜んでいる。ニコニコと微笑むその顔に俺まで嬉しくなる。

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