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第261話

「いっぱいいじわるしてごめんね。」 頭を優しく撫でる光生はやっぱり上手だと褒めてくれるからなんだか少しだけえっちが上手になった気がして嬉しくなる。 「んーん、光生大好き、、」 ちゅっと軽いキスをすれば光生からも同じようにキスをしてくれる。 「ごめん、床痛かったよね。ベッド行こっか。」 顔がかっこいいのはもちろんだけどこういうことをサラッと言えて気を遣えるから余計にモテるんだと思う。 「やだ、、ベッドまで我慢できない。」 さっき光生が言ってくれた言葉を真似する。でも本当のことだし一瞬でも離れたくない。 「ふふっ、じゃあ体痛くなったらすぐ言って。」 優しくないときなんて無いんじゃないかと思うくらいにいつだって優しい光生はほっぺたをツンツンと触ってくる。 「俺の服、涼が全部脱がせてくれるんでしょ?」 その甘い顔をもっと見たくてゆっくりと上の服を脱がせばいつもと変わらない引き締まった体が目の前に現れ気づけばペタペタと触っていた。 「涼に触られるの気持ちよくて大好き。」 優しくて温かい光生に甘えたい。きっと俺のことを全て受け止めてくれる。 「光生……」 「ん?」 名前を呼べばいつもその優しく聞き返してくれる声も顔も全部が大好きだ。 「本当は今日ずっと光生と一緒にいたかった。」 「……え?」 「一緒にクレープ食べるの1日中楽しみにしてたんだよ、、それなのに女の子に囲まれてるしやっと2人きりになれたと思ったら遥くんのところに行ってなんて言うし、、」 言い出すと止まらない俺はきっとやきもちを妬いていることを考えないようにしていた。だって光生相手にいちいちそんなことを思っていてもキリがない。 それなのにどこかで期待している。俺だけだよっていつものように言ってくれることを待っている。 「ごめんね。そんな寂しい思いさせてたのに全然気づかなくて。」 苦しいくらいに抱きしめてくれる光生はやっぱりいつもみたいに謝る。いつだって光生は大人で俺が悪いときだって怒ったりしない。 「今度またクレープ食べに行こ。それでその後俺の家に泊まりに来るの。で、一緒にお風呂入ってテレビ見ながらゴロゴロして涼のこと触りまくる。」 まだ返事もしていないのに勝手に決める光生の強引なところがかわいくて笑いそうになる。小さく頷けば頬に手を添えられる。 「俺が大好きなのは涼だけだからね。」 ほらやっぱり光生は俺だけだと言ってくれる。欲張りな俺はその言葉がもっと欲しくて困らせるようなことばかり思いつく。 「でも女の子にいっぱい触られてた!」 トイレを出た後に肩に手を置かれていたところをちょうど見てしまった。ジロッと睨めば光生はいつものように笑う。 「ふふっ、じゃあキスマークつけてよ。」 光生は目の前に肩を差し出してくる。これでもかと強く吸えば俺の体に当たっている光生のものは硬くなる。 「涼がキスマークつけてくれたからもう絶対触らせない。」 ニッと笑う光生は俺の機嫌を取るのが上手だ。  

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