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第263話

「ふふっ、涼は我慢するのも上手なんだね。」 中を優しく撫でてくれる光生はきっと俺がイかないようにしてくれているのに上手だねと褒めてくれる。 「ゲームも上手だし得意なこといっぱいあるね。」 ニコッと笑ってくれる光生は俺のことを甘やかしすぎているのにそれが心地良い。 「あっ……光生……」 「ん?」 名前を呼べば手を止めてくれるそんな些細な事にさえ優しさが溢れていて大好きだ。 「…俺、お好み焼き作るのも上手なんだよ、、」 「あははっ!そうなの?じゃあ今度作ってよ!」 こんな状況で絶対に話すことじゃないのに光生は気にせずに楽しそうに笑ってくれるから胸が苦しいくらいにときめいてしまう。 「いいよ、今度作ってあげる、、」 「やった!すっごい楽しみ。俺、好きな人にご飯作ってもらうの初めて。」 そんなことで光生はすごく幸せそうに笑う。それからまたすぐにゆっくりとほぐしてくれる。 「あぁっ……っ……んぅ……」 いつもなら何回もイっているのにやっぱり光生はすごい。俺がイかないようにギリギリのところを責めてくれている。 「光生……」 「どうした?痛かった?」 心配そうに見つめてくるから首を横に何度も振る。 「……もう光生の挿れて欲しいっ…早くひとつになりたい……」 1秒でも早く光生で埋めつくされたい。優しく頭を撫でてくれる光生はズボンを手に取りゴソゴソと探る。 「涼といつでもできるように持ち歩いてんの。」 ニッと笑う光生の手にはゴムがあって今日もまた俺を気遣ってくれているらしい。 「……ゴムやだ…いらない……」 「だめ。」 光生は絶対にだめだと言う。そんなことはわかっていたけど子供な俺は拗ねてしまう。 「ふふっ、涼のことがすっごい大事だからだめって言ってんの。」 ツンツンとほっぺたをつついてくる光生を無視しても嫌な顔を一切してこない。 「ね?お願い。俺が誰よりも涼のこと大切にしてたいの。」 困ったように笑う光生は目が合うと優しくほっぺたを撫でてくれる。 「俺、今日すっごいやきもちばっかり妬いてたんだよ。クレープの店員さんにも遥くんにも笑いかけるから。」 「……え?」 「ふふっ、あの犬もきっと涼のことが大好きだから吠えてくるんだよ。俺と一緒で涼に構ってほしくて。」 「……それは違うもん。光生のことかっこいいなって目で見てたし犬は怒ってる時に吠えるんだよ!」 「あははっ!そうなの!?」 また楽しそうに笑う光生は突然ギュッと抱きついてくる。 「今日は涼とずっとゆっくりえっちしたい。」 そんなの俺だってそうだ。光生と朝まで繋がっていたい。 「だからゴムつけさせて。涼の体に負担かけたくない。」 そんな理由でつけてくれる光生はどこまでも俺を大切にしてくれるらしい。小さく頷けばいつものように笑いながら顔を上げる。 「ふふっ、ありがと。ねぇ、涼につけてもらいたい。」 そう言って硬くなった光生のものを俺の体に擦り付けてくるから恥ずかしさでどうにかなりそうだ。

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