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第4話
いや、電話をすることはできた。
たすけをもとめたら良かったのに、オレはしなかった。
オレは欲しかった。
あの見えないデカイのをぶち込んで欲しかった。
そう、アレはオレに危害を加えていない。
オレに危害を加えられるモノはいないのだ。
だが、オレが欲しがっているなら。
出来る。
だから婆ちゃんはそういうモノに近付いてはいけないと言ったのだと悟った。
奴らは。
オレをずっと欲しがっていたのだ。
オレがいると
何かが出来るから。
オレが配信していた心霊現象はオレがいたから引き起こすことができたのた。
それがわかっても。
逃げられなかった。
犯されたかった。
体力の限界で死ぬとしても。
だから夜が来て、見えない何かにのしかかられたなら、自分から脚を開いた。
昨夜たっぷり弄られた穴を自分から広げた。
穴は欲しがって柔らかく、ひくついていた。
また低く笑われた
初めてキスされた。
見えない唇はオレの唇も性器に変えてくれた。
デカイ太い舌で喉近くまで犯されて、それでイった。
もう限界な身体は精液も勃起もできなかったけれど、確かにイった。
上顎を舐められるのが、ガクガクになるほどイイなんて知らなかった。
舌と舌が擦り合わされるのが、舌を噛まれるのが、すわれるのが、全部全部気持ち良くて、溢れてる唾液を飲んだ。
その間にも穴をゆっくり広げるように弄られ、すっかり教えこまれたそこを潰され、身体はただひたすら震えてた。
デカイモノを口に突っ込まれるのも良かった。
入り切らなかったけど、唇が広がるのも上顎を擦られるのも良かった。
生臭い熱いそれに夢中になって、舐めてくわえた。
喉を犯されたかったのに、それはオレの尻の穴にぶっかけられた。
でもその意味が分かって、自分で穴にその精液を使って塗り込めた。
「挿れてぇ!!!」
自分からケツを上げて強請った。
容赦なく見えない手が尻を掴み、背後からオレの尻は貫かれた。
「ヒギィ!!」
それは悲鳴だった。
それは圧力と痛みとそして熱だった。
引き裂かれるような痛みの後に。
快楽がやってきた。
最初から残酷に動かれた。
腹を乱暴に突き破られるほどに突かれて泣き叫んだ。
「うがあ!!」
「ひぎぃ!!」
「ぐふぅっ!!!」
のたうちまわる身体をおさえつけられ、さらに打ちつけられた。
だけど。
だけど良かった。
凄まじい快楽は凄まじい苦痛と共にあった。
射精なんか意味なかった。
今までしてきたセックスなんか全部遊びだった。
止めてくれと願うことさえできなかった
「あぐっ・・・深っ!!!!」
執拗に突かれた奥がぐちゃりと開いた。
腹の奥をぶち抜かれていた。
そんなところに入ることなんて出来るのかと思う深い場所を犯された。
ぐちゅぐちゅとそこで動かれる
吐いた。
でも構わず犯され続けた。
悲鳴さえ出ない。
ただ痙攣する肉塊になり、でも見えない胎内のそれを欲しがり締め付けていた。
腹の中で熱く弾ける。
出されたのだとわかっても、痙攣することしかできなかった。
そして。
萎えることのないそれはまた激しく動き始める。
体位を変えられ、貪られる。
言葉もなく。
声もなく。
でも体内だけは求めて蠢き感じ続けていた。
これがセックス。
もう。
穴の中しかわからない。
襞という襞を裏返され、デカイもので限界まで広げられ、突かれ、擦られ、刺された。
ぶちまけられ、満たされ、また動かれる。
それは。
死だった。
殺されていた。
それこそが快楽だった。
「お前が欲しかった。お前を待っていた」
そういう声を聞いた時。
もう戻れなくなったのだとわかった。
でも、もうそれでも良かった。
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