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第33話

お兄ちゃんの指が僕の頬に掛かる。 「少しは落ち着いたみたいだな」 並んで横たわる、愛しそうに見つめてくる、優しい爽やかな笑顔のお兄ちゃん。 その笑顔にきゅきゅきゅきゅん...! しちゃいました... 兄と結ばれてしまいました... 「お、お兄ちゃん...」 「ん?」 「お、お兄ちゃん、僕の寝顔を見ながら、あ、アナルでオナ、オナニーしてた、て本当?」 上目遣いで恐る恐る尋ねた僕。 兄は硬直してしまった。 「ぼ、僕も、そ、その...お兄ちゃんを気持ち良くしてあげたい」 「ほ、本気で言ってる?」 こくん、僕は頷いた。 「でも、もう、ゴムないね...」 すると。 兄は震えた手で浴衣の袖口から3つ折りになったコンドームを取り出した。 「これ...」 「きょ、恭一が念の為に、て...」 「僕も...恭一さんから渡された」 「マジか」 ふふ、と僕は笑った。 「これで、次は僕がお兄ちゃんを抱ける」 兄の優斗は3つのうち2つのゴムを駄目にしたが、僕はスムーズに1つ目でゴムを装着した。 「...乳首、舐めてもい?」 「い、いいけど、恥ずかしい...」 兄の浴衣の前をはだけ、馬乗りになり、乳首を舐めると兄は体をピクピク震わせた。 可愛い.... お兄ちゃんの秘所も見つめた。 「お兄ちゃん。濡れてるよ」 「へ、変なとこ見るな、奏斗」 「変なとこじゃないよ」 舌を伸ばし、舐めると、愛液が糸を引いた。 「あ...ああ...」 そして、いざ挿入! ガッチリ、兄の脚をホールドし、ゴムを着けた勃起を宛がった。 「挿れるよ」 飲み込むように入っていく。 「あったかい...」 「ふ、ふう....ぅ...ん」 根元まで挿入してしまうと、辛抱たまらん! と、夢中で腰を使いまくり、ゴム越しに中出ししました。 余韻に浸り、1つのベッドで横たわる兄と僕。 間近には兄の優しく照れた笑顔。 お兄ちゃんに抱きすくめられ、兄を見上げます。 「ゴム、あと2つあるから、あと2回、気持ち良くしてあげるね!お兄ちゃん」 「えっ」 「それか、代わる代わる、1回ずつ...でもお兄ちゃん、ゴム着けるの下手だし...あ!僕が手伝ってあげる!」 無邪気な奏斗の笑顔に優斗は尻込みしていますが...可愛い弟、奏斗の為なら、と、頷きました。

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