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無邪気でなにも知らない皇子を調教する4
「出ないィ!!でなっ、ああっ!!!」
皇子は泣いた。
執拗に穴のそこを指で苛められ続け、もう射精をしても出なくなってしまったのだ。
だか、調教師は止めない。
「出なくてもイけるだろ?」
穴のソコを指で潰して、乳首を噛んでやった。
「ひぃっ、ひぃっ」
ひきつけみたいな声を出し、皇子は身体を痙攣させた。
性器はふるえたがなにも出ない。
ボタボタ滴が垂れるだけだ。
だが、イった。
間違いなく。
白目を剥き、尻を痙攣させて。
何度も何度もイカせている。
際限なくいかされつづけ、皇子は虚ろな目でただダラりと身体を痙攣させる肉塊になった。
そろそろ、だ。
穴に薬油を注ぎ込んだ。
丁寧に指で塗り込み、奥まで注ぐ。
ソレに感じて痙攣するが、もう身体に力が皇子は入らない。
声さえ出ない。
意識がほぼないその身体を裏がえし、調教師は腰を抱えた。
たっぷり薬油を自分の性器にも塗る。
「挿れてくれ、と強請られることは良くあるが、久々だぜ。いれたいと思っちまうのはな」
調教師は呟いていた。
全くらしくない。
挿れる前にそっと唇にキスしたのもらしくない。
唇を犯すのではない、優しいキスをしてしまった。
意識を失わせてからじゃないと。
身体の力が完全に入らない状態じゃないと、皇子には調教師のモノは大きすぎた。
だけど、これを受け入れられないとダメなのだ。
性奴隷になるのだから。
そっとあてがい、調教師はひくついているそこにゆっくと性器を沈ませていった。
巨悪なまでに大きなそれを。
薬油の麻薬成分と弛緩成分のおかげで、痛みはそこまではなかったはずだ。
だけど、意識を失いかけていた皇子は悲鳴をあげた。
巨大なモノに串刺しにされているのだ。
当然だろう
しかも皇子にはセックスの知識など何もないのだ。
「やだ、抜いてえ!!、ぬい、てぇ!!!」
悲鳴をあげて、泣いて。
でももう力の入らない身体は上手に調教師を受け入れていく。
「息を吐け、楽になる」
調教師は優しく言った。
少しでも楽になるように乳首を弄ってやった。
「んっ、ああっ・・・ぬい・・てぇ・・」
喘ぎ、でも泣きながら皇子は懇願する。
だけど調教師はその身体の奥に沈みこんでいく。
逃げることももう出来ない身体を可愛いと思った。
熱く締め付けてくる穴を楽しむのではなく愛しいと思った。
らしくない。
「抜かない。ほら、奥まで入った」
囁いてやる。
本来なら穴になったことを教えこむためだが、なんだか今回ばかりは調子が狂う。
でも仕事だ。
「ここまではいってる」
皇子の薄い腹をなであげて、おしえてやる。
腹を押して刺激してやれば、皇子は身体を痙攣させた。
イカされ過ぎて虚ろになっていた目に、また意識が戻る。
他人に入り込まれる恐怖と知らない感覚に、怯えているのだ。
「怖い怖い・・・こわ・・・」
泣き叫ぶ。
動いて何もかもを分からなくさせても良かった。
いつもならそうする。
中で感じさせれば、それで今日はいい。
でも。
調教師は何か調子が狂っている。
助けを求められた時からだ。
本当に助けを求めたモノなどいなかった。
助けて貰えないとわかっててもする懇願なら沢山ある。
だが、助けてくれる人だと信じて助けを求められたのは。
生まれて初めてで。
というより。
信じられたことなどなかった。
生まれてこの方、無条件に調教師を信じようとする人間など 、そんな愚かなモノなど見たことがなかった。
あんな綺麗な目で助けてくれると信じられたことなど。
「怖くない・・・オレがいるだろ」
そんなことを囁いて首筋にキスを落とすなんて。
どうかしていた。
囁いたなら、穴がキュンとしまって、それに切なくなるなんて。
皇子が背後から自分を貫く調教師の腕を掴んで縋ってきた。
それに何故か甘く胸がよじれた。
でも、仕事だ。
「動くからな」
優しくは言った。
そして、ゆっくりから動き始めた。
皇子の中はちゃんと懐いた。
当然だ。
手順を踏んで調教しているのだから。
だが、何故か嬉しくなって、背中にキスを落とした。
でもそれからは、ちゃんと教えこんだ。
「ここが好きだろ?」
指で潰した所を責めてやった。
もううごく力も無い皇子はそれでも身体を痙攣させる。
「ああっ・・・・あうっ・・」
切ない声をを可愛いと思った。
だが容赦なく奥までスライドさせて、腸壁を裏返すようにうごかしてやる。
背中まで反り返らせ、鳥肌をたてている姿に目を細めてしまう。
何度も何度も中だけでイケる。
これは良い身体にもう仕上がっている。
だけど、それだけじゃ足りない。
「奥までぬこうな」
片足を抱えあげ、可愛い奥を執拗に突いた。
そこまで責めるのも予定通りだったが、でも、それだけじゃなくて、何故だかやたらと欲しかった。
欲しいなんて。
勃起でも射精でも自由自在だ。
だが、本当に抱きたいなんて思うのは久々だ。
支配して、思い通りの作品を作る楽しさしか長く感じていなかったのに。
「もう・・・むりぃ・・・助けて・・・」
そう泣かれて、少し躊躇したなんて、有り得ない。
今までなら。
そのまま無理やり奥を抜いてた。
どうせ感じる。
「これが出来ないとお前がこの先辛いんだぞ。1度だけな?今日はここまでだから」
宥めるなんて有り得なかった。
背後からキスしてやる。
優しく唇を合わせるだけ。
宥めるように何度も何度も。
でも腰はいやらしく動いて。
とうとう、奥をこじ開けた。
「ふぐぅっ」
そう呻いて白目を剥く皇子の奥を楽しんだ。
吸い付くそこで動いた。
皇子はとうとう意識を失ったけれど、そこでたっぷりと放った。
「可愛いな、お前」
調教師は本気で言っていた。
その後気を失った皇子の奥を使いつづけたのは、正直、仕事ではなかった。
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