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清らかで慈悲深い皇子を調教する2
上着とズボンを脱がされた。
皇子は幼い子供のように泣いて、両脚と両腕を閉じ、必死で調教の視線から身体を隠そうとした。
誰にも見せてはならないとされてきて、幼いころから誰にも触れさせることも許されなかった身体なのだ。
だが調教師は無遠慮に両脚をつかんで押し広げた。
誰にも見せたことがない、しかも清潔を保つ以上のことをすることを許されない穢れた場所を無理やり見られ、屈辱に皇子はまたすすり泣く。
「たっぶり出してぐちゃぐちゃだな」
また笑われる。
そう、触れることさえなく、そこは淫らな場所だとは知らなかった乳首だけで何度も精を放ったのだ。
ドロドロに汚れていて、それが嫌で、また皇子は泣く。
「本当ならココには触らない。アンタがこれから使うのは後ろだけだからな。アンタはこれから【女】になって男を受け入れる。でも、アンタはあんまりにも頭が硬い。ここに触られるのも嫌みたいだからな。まずはちゃんとオナニーが出来るようにするとこからはじめないとな、めんどくさいが」
淡々と調教師は言った。
「自慰すら知らないってのと自慰をしないってのは随分違うんでね、アンタには今日中にオナニーを覚えて貰おうか」
調教師の言葉の意味はわからなかった。
だが汚れてぐちゃぐちゃなそこを掴まれ緩く動かされたなら、声が零れてしまう。
触ってはいけない場所なのに。
穢れたそんなところが、震えるほど気持ちいい。
「腰が揺れてるぞ、やらしいな」
囁かれたなら、屈辱に羞恥に身体がふるえて、でもそれはたまらなく気持ち良くて。
「乳首も一緒にしてやるよ」
すっかり覚えた乳首への熱くて、穢れている舌の刺激に反応せずにはいられない。
そして、剥き出しになった性器の先端を手のひらで擦られ、皇子は泣きわめいた。
触ったことなど。
しかもこんなに鋭敏だなんて。
しかも乳首もコリコリとかじられて。
「一緒はダメ、ダメぇ・・」
腰をガクガク揺らして乳首を尖らせ、泣き叫ぶ。
それがどんなに淫らな姿かわかったなら、皇子は羞恥で死んでしまったかもしれない。
「いやぁ!!」
そう叫ぶのに、また達してしまう。
生まれて初めての快楽はまだ17歳の皇子には強烈過ぎた。
「自分でしてみろ」
調教師の手が皇子の手をそこに導く。
そんな風にさわったことなどない場所を、無理やり握らせられ、調教師の手を添えられて、若い茎を擦らさせられる。
「やだ、やだぁ、触りたくない、駄目。ダメぇ」
拒否の言葉を叫ぶけれど、何も知らなかった、知ろうとはしなかった身体は快楽に狂う。
「ほら、出来るじゃねぇか」
調教師が耳もとでそう言ったときには、皇子は自分一人で自分のそこを擦っていた。
つたないそれでさえ、感じて、腰を震わし、声をあげて。
指が止められない。
「上手だ。乳首を舐めててやるから、ちゃんと自分でイキな」
調教師の言葉さえ聞こえない。
気持ちいい。
ここ、擦った気持ちいい。
スゴく気持ちいい。
聖典も、穢れも忘れていた。
熱く乳首を舐められ、腰を突き出すように動きながら皇子はそこを擦った。
「あんっ、はぁっ・・・ふうっ・・・ああっ、ああっ」
鳴いた。
切なく鳴いて、尻を振って。
自分の手で白濁を吐き出した。
褒めるように調教師が乳首を噛んで、それにも感じてさらに高く高く鳴いた。
そして、泣いた。
本当に穢れてしまったから。
美しい涙を流す皇子を調教師は面白そうにみたいだけだった。
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