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第6話

翌日。罪悪感に押しつぶされそうな中いつものように仕事を始めた。 今日も黙々と仕事をこなした。 「…ぃ…おーい」 「っ!!」 「大丈夫か?もう時間だぞ」 「ここまで終わったらキリがいいから」 「…お前…どうしたよ?」 「…何でもないよ…愛する奥さんと子供さんの誕生日だったろ?早く帰宅しなくていいのか?」 「…あ…おう。…でもお前…」 「俺もこれから帰るから。じゃあな」 これ以上話していたら余計なことまで言いそうで逃げるように会社を後にした。 実は自首しようかどうしようかそれがずっと頭の中でぐるぐるしていて脳内で天使と悪魔が戦っているようなそんな気分にさらされてるのだ 結局出来なくてまたいつもの電車に乗っているのだが… 「…いた…」 また目の前に昨日のその人がいたのだ。 昨日と同じように気付けばその人に触れていた。 昨日よりもっと体を密着させ腹を撫でる。 「…ん…」 小さく声を上げたその人に気を良くした俺はとうとう中心部へと触れてしまった。 「…っ!?」 するとその人を身を捩り避けようとする。 でも人も多いのでそんなに大きくは逃げられない。  そのままそっと撫でると小さく声が上がる 「あっ…んん…」 「気持ちいい?」 その人のそこには予想外だったが男の象徴があった。しかし俺はそれでも手を止められなかった。 俺の手で硬度を増す様子が愛おしくて… 「綺麗だよ…」 耳元に唇を寄せ音を立てる 「ん…」   「耳…弱いんだ?可愛いね」 「…」 「…またね」 囁いてそのまま降車した もう罪悪感は感じなくて…翌日も同じ時間の同じ車両に乗り込んでその人を見つけ触れることを繰り返すのが俺の日課の一つとなった 麻痺していた。嫌ならこの場所に乗らなきゃいい話だし車両を変えればいい。けれど彼はいつも同じ場所にいたのだから そして今もこうして彼に触れている。そっとファスナーを開けるとそこには薄いレースがあって 「期待していた?こんなヤラシそうなものを身に付けるだなんて…」 「ん…」 「くすっ…可愛いね。でもね。もう時間だ…またね」

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