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年上に誑かされる少年の話 1

ずるい大人に誑かされた。 憧れていた人だったから、とても簡単に。 最初にサレたのはその人の車の中で。 送ってくれると言ったからはしゃいで乗った。 父親の仕事の相手だとは聴いていた。 父親が家に招くなんて滅多にないから、相当気にいったのだろう。 家族と食事までさせるなんて。 とにかく。 柔和で優しい、でも男らしいその容姿。 優しく面白い会話も。 家族全員を虜にした。 ちょっとそそっかしいところまで、魅力的で。 大学生の姉は造り声になってたし。 父親も結婚させたいんじゃないかな、とちょっと思ってしまって、そこが何だか不快だった。 でも、食事の後、姉ではなく少年の部屋に来てくれたのが嬉しかった。 勉強をみてもらって。 こんなに勉強が楽しかったのは初めてて 褒めて頭を撫でられるのが心地よかった。 背後から被さるようにノートを覗かれ、その胸の広さにドキドキした。 「ここが間違ってるね」 目を除き込まれて言われた。 その目がとても優しくて。 でも。 あこがれで。 憧れだった。 だけどそんなことをされるなんて。 あこがれていたし、夜思ってオナニーしたりはしたけれど、まだ中学生だったのだ。 車を止めて後部座席に誘われて、連れ込まれても疑わなかった。 大人が子供を相手にするなんて思わなかったから。 だから可愛いね、と髪を撫でられてもくすくす、笑ってた。 でも。 膝にのせて抱き込まれた。 ズボンの上かは股間を掴まれ扱かれ始めた時にはわけかわからなかった 大きな手が気持ち良かった。 でも何より驚きが強くて。 「気持ちいいの?腰が揺れてるね」 囁かれながら、ズボンを緩められ、直接的触れられていた。 まだ幼いソコを大きな大人の手が触れようとしていた。 ピンクのまだ子供のようなそこにを。 大人なの手は大きくて、簡単に包み込めて。 逃げようとはした。 したのだ。 怖かったから。 男を押しのけようと。 「あがっ」 アゴが跳ね上がった。 直接触られた瞬間からわけがわからなくなった。 そんなに風に。 そんなに風に、人に触ることが出来るなんて。 触れられた瞬間から神経をむき出しにされた。 緩く大きな大人の手で動かされる。 その握り方、皮膚から伝わる感覚が、脳の中をぐちゃぐちゃにされるようで。 その人の皮膚と自分の肌が溶け合うような。 そんな触り方有り得なかった。 皮を剥かれて敏感な先なんか弄ったことなどなかったのに、泣いても止めてもらえなくて。 容易く達した。 他人の手で。 軽くショック状態にある少年に、男は優しくキスをした。 宥めるように。 「可愛い、好きだよ」 そう囁かれて、優しいキスをくりかえされた。 身体の力が抜けて。 もうなすがママだった。

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