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年上に誑かされる少年の話 2

後部座席に押し倒されて、小さな乳首を舐められた。 その舌が触れた瞬間から身体がおかしくなった。 なんでこんな風に触れられるのかがわからない。 舌が触れる力、舐め擦るスピード、押し込まれるタイミング。 全部がまるで少年の身体を違うものに変える魔法のようだった。 こんなの、「おかしい」。 「ひぃっ、ひいっ!!」 呼気だけを吐き喉を少年はそらした。 小さなピンクの乳首は、トガリ濡れて赤く色づいて、自分のモノではないかのように、快楽を脳に送り込んでくる。 舐めながら少年の薄い背中や腰をその「おかしい」手が撫でる。 撫でられただけでそこがざわつき、快楽が生まれる。 この手はおかしい。 おかしすぎる。 「人間の身体には快楽を感じるポイントがあってね、そこを丁寧に刺激してやればね・・・」 説明しながら、腰を撫でてる指に僅かに力を入れられた。 「ひぐうっ!! 」 少年は電気を流されたみたいに叫んだ。 ガクガクと痩せた身体を痙攣させて。 それは確かに快楽を伝える電気信号だった。 「皮膚への圧力、深度、場所、力のかけ方、それが分からないとダメだけどね 」 その人は笑った。 そしてまたガチガチに勃起している少年のソコを指で軽く弾いた。 それもまた、おかしくなるタイミングと力加減で。 「ひぎぃいぃ!!」 少年は叫んで射精した 気持ち良かった 気持ち良すぎた。 わけが分からなかった。 「ここでもイけるようになろうね」 イったばかりなのに、乳首を噛まれて泣きわめいた。 腰をガクガク自分で振って、つま先を反らせながら。 「可愛いね」 優しい声だけがしがみつける何かだった。 「好きだよ、可愛い、好き」 繰り返されて、泣いてその背中に自分から細い腕を伸ばした。 気持ち良かったし、優しいから、そうなんだと思った。 きっとそうなんだ、と。 大人のキスをされた。 キスで頭がぼうっとして。 また勃起して笑われて。 後部座席で尻を上げて四つん這いになれ、と言われても逆らえなかった。 恥ずかしい姿勢で、穴を舐められた。 その舌はやはり「おかしく」て。 掴み出された神経をほじられ、つつかれ、舐められて。 「ひいっ・・・ひぎぃっ!!くふぅっ!!」 涎を垂らして身体を捩りまくった。 焼かれているかのように。 叫んで射精して、また射精して。 泣いて許してと言っても許して貰えなかった。 指でもたっぶり虐められ、もう精液は出なくて。 そこを押されたらバカになる場所を教えられて。 「ごめんなさい・・・ごめ・・やめてぇ!!!」 泣いて謝っても許して貰えなかった。 「ほら、柔らかくなってきた。やらしいね。そんなにこれが好きなの?」 囁かれて、これが好きなんだと思った。 いやらしいから、こんなに感じるんだと教えられ、また泣きわめきながらイった。 本当にバカになった。 痙攣して、助けを求めて、でも、もっとして欲しかった。 だから、貫かれるのも喜んで受け入れた。 ミシミシ入る大きいモノの痛みも、おかしくなった頭には気持ちよくてたまらなかった。 薄い尻を掴まれ、大きな男のものを深くねじ込まれるのを確かに少年は楽しんだ。 「ヤラシイ子だね。これが好きでしょ」 そう囁かれて、 「好きィ・・・これ、好きぃ・・・」 そう喚いていた。 言わされるがままに。 「いやらしい子だね、こんなことされるのが好きだなんて、こんな子だと思わなかったよ。子供のくせに」 そう言われて泣いた。 嫌われたのかと思って。 「泣かないで、好きだよ、だから、してあげるからね」 そういいいながらゆっくり挿れて、動かないで抱きしめてくれた。 「ずっとしたかったんだよね。わかってたよ。オレなら君にしてあげられる」 そう言われてうなづいた。 無理やり初められたはずなのに、その事実を書き換えられていることに少年は気付かなかった

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