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第9話 再会 ※注意
俺は、気がつくと銀様なレオの匂いに包まれていた。
身体がポカポカしていてあたたかい。
「レオ?。人に戻れたの?。夢!?。」
「ん?気がついたか?。この寝坊助 め。起きても夢を見るつもりか?。」
「あ、言葉が普通にわかるよ。やっぱり夢?。」
俺は簡易ベッドに寝ていて、人の姿に戻っているレオが添い寝してくれていた。
「ああ、魔力切れで倒れたおまえに俺の魔力を注いでたからな、その影響だろう。」
「え。」
「嫌だったか?。たっぷりとおまえの口のなかを堪能させてもらったからな。この寝坊助海里。」
「え、え。」
「ふふ、お前の瞳が見られたのが嬉しい。またキスして良いか?。」
そう言って、レオは俺の上に覆い被さってきて、俺にキスをする。
「ん、ん、ん、まだ、良いって言ってないよっ。」
「ん?。そうだったか?。」
レオはとぼけながら、舌で俺の歯列をなぞり、口蓋をなぞり、舌を擦る。俺もレオの舌を舐めて、レオの舌裏をなぞる。
「ん、ん、ん。」
レオの舌の感触が気持ちいい。
体が熱くなってくる。
「あ、あ、レオ、レオ、逢いたかったよ。俺、寂しかった。ん、ん、ん。」
「ああ、俺も寂しかった。心配したんだ。お前の気がなかなかつかめなくて。」
レオはそう言うと、俺の身体をさわりはじめる。
「もっとお前を近くで感じたい。お前の存在を全身で感じたい。」
「あ、あ、ん、ん、俺も。れ、レオにキスしたい。」
「ふっ、キスだけで良いのか?。」
レオが俺の固くなった中心を握る。
「あっ、あっ、だって、だって。」
「俺はしたい。お前とまた、一つになりたい。」
「お、俺だって、なりたい。レオを感じたいよ。」
「ふ、そうか。嬉しいよ。」
「でででも、これって悪いことだって。そそそそそーしが…。」
「悪いことじゃないさ。俺はお前を感じて安心したい。お前が居なくなったとき。首輪なんぞつけられていたのを見たとき。再会したのに魔力切れで昏睡したとき。何度俺の心が張り裂けると思ったか。」
「お、俺だって。俺だって銀様が俺に気づいてくれなくて戦ってるし。怪我して欲しくなかったし。優君とユージーンさん見てたら、レオにめっちゃ逢いたかったし。念話しても返事くれないし。夢で逢えてもことば分からないし。起きると居ないし…。」
「泣くな海里。俺は今、ここにいる。これからもお前のそばにいる。」
レオが俺の服を脱がしてくる。
「俺も、レオのそばにいたいよ。でも…、それって俺がずるい奴だから。」
「ズルくても良いさ。俺はお前を愛している。」
「ズルくても嫌わない?。」
「嫌わないさ。」
レオが、俺の固くなったあそこを擦りながら、また、深いキスをしてくる。
「ん、ん、ん、あ、あ、もっと、キ、キスして。」
俺は、キスを受け止めながら、レオの服を脱がしていく。レオのキスがだんだん喉、鎖骨、乳首へとおりてくる。
「あっ、ん、ん。」
「ん?、乳首が気持ちいいのか?。」
「やっ、違う。な、なんかへんっ。」
「変じゃないさ。」
レオの舌の刺激で乳首の先が尖り、そこをこねられると、体がビクビクっと反応する。
「ひうっ、や、や、やめて。怖いっ。」
「怖くないさ。気持ちいいってことなんだがな。でも、ここはまた今度な。」
レオはそう言うと、最後に左乳首にキスをする。
あぅぅ、脳みそが溶けちゃうよ。
レオが俺をうつ伏せにして、腰を持ち上げる。俺はレオの顔が見えなくて、心細くなる。優君とテドールの一件が頭をよぎる。
「や、レオ、レオの顔が見たい。」
「俺もだよ。でも、まだ後ろからの方がお前の負担がかからないから。」
レオは俺の尻タブの間を指で撫でて、俺の我慢しきれないあそこの蜜を俺のあ、穴に塗り込んでいく。
俺が発情しているからだろうか、たいしたぬめりもないのに、レオの指が俺の中に入っても痛くない。むしろ喜びに背中がブルッと震える。
「あ、あ、あ、あっ、ん、やっ、顔が、レオ、れお。」
「ここにいるよ。お前の中が濡れて俺に吸い付いてくる。早くここに俺のを挿れたい。」
レオは指を奥に押し進めながら、俺の背中に被さって、耳タブを食む。
「あ、あ、あ、た、食べちゃダメ。あぁっ。」
レオの指が俺の中で蠢くと、背中や喉がジンジンと痺れて、俺の思考を奪う。
「お、俺も、レオ、レオが欲しいっ。後ろやだ、っあう。」
レオは指を抜くと、俺を仰向けにして、俺の足を大きく開かせた。
「海里、お前だけだ。お前が欲しい。」
「ぁっ。あう、あっ、レオ、レオ。」
グプッと音を立てて、レオの大きな熱いものが俺の中に入ってくる。
痛みはないけれど圧迫感が凄い。
「はっ、はっ、あっ、ああっ。」
俺は生理的な涙を流しながら、レオを受け止める。
「海里、辛いか?。あと半分だ。」
俺が腕を伸ばすとレオが近づいてくれる。
俺がレオの頭を抱き寄せるタイミングで、レオは一気に腰を進めた。
「ああっ!!、れ、レオのばかぁ。」
「ふふっ馬鹿とはご挨拶だな。」
俺はレオの挿入の刺激でイってしまった。
「わ、笑うにゃ、や、動くにゃ、や。」
くそー、レオの動きが全部快感として俺に跳ね返ってくるんだけどっ。うまくしゃべれないっ。
俺はレオの頭をきゅっと抱き込む。
レオの柔らかな金髪が頬と鼻をくすぐる。良い匂いがする。
「くくく、猫語か?。」
「ち、違うしっ。」
俺は、レオの頭を更に両腕で抱え込み俺の顎と喉でホールドしてやる。
「こら、うまく動けないだろ?。」
レオは笑いながら、腰を動かす。
ぶわっと、おなかの中に快感が拡がる
「あぁっ、ん、んあっ、や、強い。」
俺はその刺激で背中を反らす。絶対にレオの頭は離さないぞっ。
「あっ、っん、っんん。あ。」
レオが俺の喉をペロリと舐める。
その刺激で俺のてが離れると、レオが膝立ちになって、俺の両足を抱え直す。
ああっ、こうなるともう、俺はまな板の鯉よろしく揺さぶられ、快感を教え込まれ、喘ぐことしかできなくなる。
俺、まだ初任者なんだぞっ。
あれから、何度めかの絶頂を迎えようとしている俺は、意識が朦朧とするなかで、泣きながらレオに手を差し伸べる。するとレオはまた俺に抱き締められてくれた。
「はっ、はっ。」
レオの濡れた吐息が俺の耳元で聴こえる。
れ、レオさんエッチ、その声反則…。
俺はぶるりと身を震わせ、イってしまったと思うけれど、もう出るものがなくて、ただただ快感が全身を襲う。俺の中のレオを強く感じてしまう。
「あっ、あっ、あっ。」
「くっ。…っ。」
レオのものが大きくなり、俺の中で弾けたのが分かった。レオも無意識なのだろう、俺の腕から抜け出し、背中をそらし気味に、形の良い眉と唇を少し歪ませて快感を堪えているようだった。
い、色っぽいです…レオさん…。エッチなイき顔に思わず見とれてしまう。
俺の中が温かい。レオが俺の中で達したんだ。俺で気持ち良くなってくれた。あれ?、何だろう、凄く嬉しい。
不意にレオの大きな手が俺の物をつかむ。
「やっ。」
「ふふ、まだ足りなかったみたいだな?。」
「え?やっ、嘘でしょ。」
気がつくと、俺のあそこはまた力を取り戻しつつあり、俺の中のレオも、また大きくなりつつある。
もう無理…。って言ったのに、俺はそのあともさんざん泣かされた。
けれど幸せな時間だったのは間違いなくて。
「はっ、くっ。」
やがて、俺のおなかの中がまた熱くなって、レオのエッチなイき顔と声を堪能しつつ俺は眠気に負けて、意識を手放そうとしていた。
ただただ嬉しくて、幸せで…。ここは更なる異世界じゃなくて、夢じゃなくて、本物のレオに触れられたことが安心できて嬉しかった。
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