23 / 33
第23話 宿泊Ⅳ〜side鷺沼〜
藤さんが俺の家に居る
それだけで こんなにもドキドキした
いつもの空間というか、自分のテリトリーに好きな人が居るというのは 本当に不思議な気持ちだ
いつも学校で感じるような焦燥感は無くて、なんかもうギュッとしながら 一緒に寝れれば、それで良いかなという気さえしてくる
でも 発情期の乱れる藤さんは見たいし…
なんて、こんな葛藤をずっとしていたら随分時間が経ってしまった気がして 俺は慌てて風呂から上がり、藤さんが待つリビングへと急いだ
ともだちにシェアしよう!