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第24話 宿泊Ⅴ〜side鷺沼〜

「…あれ⁇」 藤さんの姿がリビングに見当たらなくて、俺はタオルを首にかけたまま、トントンと階段を登った 登り切った所で 俺はクンと鼻を動かし、クラッとする様なその香りに 危うく階段から転げ落ちる所だった 手摺りに掴まって何とかその衝撃に耐えると、胸の辺りを押さえながら 半開きの扉を開けた

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