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第2話

「ほら、もう遅いからお風呂入ってきなよ」 「はい」 そういうと男の子、、、いや、奏人が風呂場へ向かっていく。 「はあ、、、」 あの子大丈夫かな、、、虐待でもあの傷はひどすぎる。 ドンドン!! 「来客だ。」 ドアを開けると、真っ赤な顔した俺の会社の課長が立っていた。 「奏人、、、奏人、、、」 「奏人?誰すかそれ。ここにはいませんよ。」 「嘘だ。聞こえた。奏人の声が。風呂はいって楽しそうにしてたよ。」 「なぜその、、、奏人?君に執着するんですか」 「俺の息子だからだよ」 その時、俺の中で何かがプツンと切れた。 気づけば俺は課長を殴っていた。 「わが子に手を出すクソが、父親面してんじゃねえよ。反吐が出る。」 「ひっ、、、」 「わかったらとっとと失せろこのゴミが。奏人は俺が育てる。」 「わ、わかった。」 「失せろっていってんだよ!」 「はい!」 「あ、あの、、、」 「大丈夫。俺が育てるから。心配ご無用!」 「、、、はい!」

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