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第9話

侑生の温度が気持ちいい。 ふと、侑生の乳首に目がいってそこに口を寄せ吸い付くと、彼はくすくす笑った。 「気持ちくない?」 「ううん。気持ちいいよ」 確かに、表情は少しうっとりとしているように見える。 彼のそんな表情は妖艶で、見蕩れて顔が熱くなった。 「キスマーク、またつけていい?」 「うん。俺も洸ちゃんにつける」 「見えないところね」 「はーい」 早速胸に一つつけてベッドに座り、侑生を見下ろす。 なんだか気分が乗ってきた。侑生の履いていたスウェットに手をやり下着と一緒にズラす。彼はされるがままただ観ていて、俺はそれがちょっと楽しい。 まだふにゃふにゃなペニスにフッと息を吹きかけて、手で軽く扱くと少しづつ硬度を増してくる。 扱きながらペニスにキスをして裏筋を舐め、その下にある玉を口に含むと、流石の侑生も声を漏らしだした。 ちゅぱちゅぱ、音を立てて玉から口を離し、硬くなったペニスをデローっと舐めて先端を咥える。 ジュプとわざと下品な音を立てて亀頭を刺激し、ゆっくりと奥まで咥えた。 喉の輪っか付近に先端がくると嘔吐いて体に力が入りキュッと喉が締まる。慌てて体から力を抜き、また飲み込んで輪っかを先端が通過して、ようやく侑生の下生えが鼻先に当たった。 ぐぉ、とかぐぇっとか、汚い声が出そうになる。 けれどそれでもここでも侑生を気持ちよくしてあげられるし、俺も気持ちよくなれるので彼に引かれない限りは頑張りたい。 「洸、ちゃん」 「ん、ぐ……っぅ」 「動いていい?ダメ?」 侑生は辛そうな表情をして聞いてくる。動かないように我慢してくれていたみたいだけれど、そろそろ限界らしい。 いいよ、とそう思いながら彼を見上げて笑い、目を閉じる。 途端、彼の手が俺の頭を性器に押し付けるように押さえ込んで、腰を動かしだした。 「っぐ、ぅぅっ、ぶっ、ぅ、ぉ、お……っ」 「ああ、ごめんね、ごめん、苦しいよね」 「っぶ、ぅ、ぐ、ぅぅぅ……」 背中が丸まる。 侑生の太腿に手を置いて距離を取ろうとするけれど、抑えられていて出来なかった。 「あー、イく、出る、洸ちゃん、飲んで」 そう言われて少しすると、喉奥で射精された。それとほとんど同時に体に快感が走って背中が大きく震える。 律動が止まり、俺が精液を嚥下したのを確認してからペニスが抜かれた。 体に力が入らず侑生の足に倒れ込み、荒く呼吸をしながら自分の体を抱きしめる。 「洸ちゃん?」 「っん、い、いった、イッたから、今、ダメ」 「……俺の舐めて気持ちよくなったんだ?」 「ん……」 トン、トン、規則的に背中を叩かれだんだんと落ち着いていく。 侑生を見上げると彼は俺をじっと見つめていたらしくて、バッチリと目が合い整った綺麗な顔を眺めていると唇に二本、指が添えられた。 「あーん」 「あー……」 「ごめんね、休ませてあげようと思ったけど、興奮しちゃった。」 「ん」 指をクチュクチュ舐めながら、履いていたスウェットと下着を脱ぎ捨てる。侑生の足を挟んで膝立ちになると腰に手が添えられた。 「ん……侑生、今日はずっと、顔見てたい」 「わかったよ」 侑生の方に手を置いてふっと息を吐くと、唾液で濡れた指が後孔を撫でて昨日より随分簡単に二本とも挿入された。

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