「あ……っ」 「昨日もしたから柔らかいね。痛くない？」 「ん、大丈夫……っ、あぅ……は、はぁ……」 「よかった。これならすぐ挿れれるね」 グチュグチュと音が鳴って恥ずかしい。 「うぅ……っ、侑生、キスして……っ」 「ん」 「ふ、ん……ぅ……」 角度を変えて何度も唇を重ね、その間に後孔はしっかりと解され、快感に浸っている間にピトリとペニスが指を抜いたそこに宛てがわれた。 「ゆっくり腰おろして」 「っ、で、できる、かな」 「できるよ。俺も支えてるから。」 ドッドッと心臓が音を立てる。 深呼吸をして体から余計な力を抜き、片手で侑生の肩を、反対の手で侑生のペニスを持ってそっと腰を下ろす。先端がぐっと後孔を押し上げた。ただそれだけで入ってはこなくて、焦って侑生を見つめるとチュッと触れるだけのキスをされる。 「侑生ぅ」 「そんな顔してもダーメ。できるよ、洸。」 「ん……好きって言って」 「好き。大好き。愛してる。」 額に、鼻に、唇に、何度もキスを落とされ、覚悟を決めた俺は少し勢いをつけてペニスに後孔を押し付けた。 「っ！う、あぁぁっ……！」 「っ、何で、そんなに勢いよく……」 ずるんっとペニスが入ってきて全部を飲み込んだ。 体がガクガク震えて侑生が支えていてくれないと倒れてしまいそう。 「あっ、あ……あ……」 「洸、こーう。……飛んじゃった？」 目の前が真っ白だ。力なんて入らないので侑生に凭れる。 頬をぺちぺちと軽く叩かれて漸くハッとした俺は、侑生に謝られながら、そっとベッドに寝かされた。 「さすがに今日はゆっくりするね」 「ん……スローセックスって、やつ……？」 「ううん。それはまた今度しようね。ゆっくりっていうのは、昨日みたいに激しくはしないよってこと」 「ああ、それは、安心……」 まだ少し意識がふわふわしている。そんな中で侑生は律動して、的確にいい所を突いて俺を高ぶらせていく。 「はぁっ、あぅ、あ」 「気持ちいい？」 「んっ、いいっ、気持ちいい……っ」 「イきそう？中、すごい締め付けてくる」 「あぅっ、いく、イク──ッ！」 背中が反れて、爪先がピンと伸びる。 深い絶頂にそのまま意識が落ちた。