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第十三章・7

 まだ未熟な、ほんの小さなピンクの粒。  翠の乳首を、涼雅は柔らかに愛していた。  軽く舌先で弾き、リップで挟んで吸う。  唾液で濡らし、指腹で撫でる。  刺激自体は強くはないが、それらは翠をどんどん昂らせていった。 「あ、ダメ! ちょ、待って。涼雅、僕、僕……!」  堪えきれずに、翠は震えて精を吐き出した。 「んぁ。はぁ、はぁ、あぁあ……」 「大丈夫か?」  涼雅はいったん愛撫をやめ、その精の始末をした。  頬を染め、軽く瞼を閉じて唇を薄く開いている翠。  ぞくぞくするほど、扇情的だ。  だが、涼雅は自分を見失ってはいなかった。 「もし気分がすぐれないなら、今夜はこれで終わろう」 「……やだ」  翠は、涼雅に向かって腕を伸ばしていた。 「この後、どうするか知ってる。でも、涼雅なら嫌じゃないから」 「じゃあ、できるところまでやってみよう」  涼雅は体をずらして、翠の秘所に目をやった。  ローションなど、この家に用意してはいないのだ。  まさか、彼とこんな関係になるなんて、思っても見なかったから。  翠の状態で、この先は決まる。  涼雅は、そっと指先で後膣に触れた。  そしてそこは、充分潤っていた。

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