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それでね、僕は思ったんだ。
もっとしっかりしよう。
アルフリートが恥ずかしい思いをしないように、ちゃんとしなきゃダメなんだって。
呼び捨てにしたとしても、敬う気持ちや感謝の気持ちを乗せて言葉にしたらいいんじゃな いかって。
いつも困らせてごめんなさい。
さりげなく助けてくれるの、本当に嬉しいよ。
支えてくれてありがとう。
僕ね、あなたが困るような事をしないように頑張る。
絶対頑張るよ。
そういう気持ちを籠めて呼んだとき、アルフリートが照れ臭そうに笑ってくれた。
僕の気持ち、通じたのかなぁ…?
だったら、すごく嬉しい。
「雫さま」
『……?』
優しい声。
心がホッコリして、不安な気持ちがひいていく。
「雫さま」
『ん……?』
何だろう。
不安な気持ちと違う、何かザワザワするみたいな、胸がドキドキする感じ。
心臓がバクバクして、顔や体がボワッと熱くなる。
なんで?
どうして?
何なのかな、この不思議な気持ち……。
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