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「雫さま」 あうぅっ、ドキドキしちゃうよぅ。 「雫さま?」 ダメだってば。 そんな優しく呼ばれたら、心臓が爆発しちゃう……っ。 「雫さま?」 はううっ。 「おはようございます。 ご気分はいかがでございますか?」 『へ………………?』 『………………っ』 優しい声に、心臓がバックンと跳ねた。 えっ、あ、朝? 嘘っ!! さっきの夢? 夢だったんだ…。 『お、おはようっ、アルフリート』 明日の朝こそは起きて待ってようって思ってたのに、ぐっすりしちゃってた。 あうぅ…、僕のバカバカ~っ。 だって…、アルフリートがいると安心して寝れるんだもん。 まさか、安心しすぎてヨダレとか垂らしてないよねっ? どうしようっ。 ホントに垂らしてたら恥ずかしいよぅ…っ。

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