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逆襲 4
「止めっ・・・ああっ!!」
止めるための言葉は、嬌声に変わる。
胸を齧られる歯も舐める舌も吸う唇も、性器をいやらしく弄るその指も。
その動きのすべてが自分のモノだった。
溶かされて怯えて、でも感じてしまうのは・・・自分だった。
「辞め・・・ひぃっ・・・ああっ!!!」
乳首に歯を立てられて射精した。
ビクビクふるえながら、男の手の中に放ってた。
押さえつけられている腕の力はほとんどなかったのに、その手と唇を拒めなくされていた。
「思った通りだ。あんたが一番エロい」
うっとり覗き込む目と言葉は甘いが、男は止める様子はなかった。
このまま、このベンチで最後まで抱くつもりだ。
自分がそうしたように。
全裸にして、とおまきに人がみている中で、しゃぶらせ飲ませた後で、尻をあげさせ、犯した。
それと同じことをする気だ。
怯えた。
自分がそうされる事なんて、考えたこともなかったから。
「いつも。いつも。俺があんたなんだと思ってしてた。アンタはされるの嫌だと分かってたから。愛してるからそれでも良かった。でも、別れる?そんなの許さない。それくらいなら、俺のしたいようにして、あんたをもう逃がさない」
恋人だった男が唸る。
もう、その本性を隠しもしない。
泣いてた。
怖くて。
逃げられないのは分かった。
この男はどうあってでも望みを遂げるだろう。
「可愛い。きっと泣き顔が可愛いんだろうなって思ってた」
狂った男が微笑んだ。
ズボンを引き裂きながら。
もう抵抗はしない。
抵抗したら、酷い目に合わされるのがわかったから。
この男は止めない。
最後までする。
「大丈夫・・・ちゃんと濡らしてあげるから」
ひくい笑い声は甘い。
腰を持ち上げられ、そこを舐められた。
挿れるために。
ぬらすために。
やはり逃げようとした。
そんな自分が耐えられない。
男を組み敷き泣かせてきたのに。
でも。
「ヤダっ・・・ああっ・・・」
声を上げて、先から零してしまう。
逃げようとする脚がカクカク震えて、力が入らない。
舌は何度その男にそうしてやったように、今度は自分のソコを責めてくる。
剥き出しの神経を刺激される。
舐められる度に性器が震えて雫を垂らし、穴がビクンビクンとひきつく。
「使ったこと無さそう・・・。硬くて、閉じてて。初めてなんだ・・・俺だけだね」
男が嬉しげに笑うのに屈辱を感じた。
でも、舌を穴に捩じ込まれ、声を上げることを止められなかった。
中まで舐められ、中にあるそこを舐め、責められたなら、抱いてきた男達と同じように尻を振った。
涎を零しながら。
指で解され、指でもたっぷりイカされて。
ベンチではなく、地面に全裸で四つん這いになり、尻を自分からあげた。
そうしてきた抱いてきた男達のように。
「こうされてる時、ずっとあんたを、こうすることを考えていた」
狂った男は甘く囁く。
泣きながらしたがう。
仕方ない。
この男はおかしい。
こんな狂っていたなんて。
気付きもしなかった。
「俺のだ」
耳を噛みながら囁かれ、容赦なく貫かれた。
痛くて。
熱くて。
でも射精していて。
「嫌っ!!!!止め・・・」
叫び、たすけを求めたのに、強引に動かれた。
地面に崩れ落た身体を腰だけ掴まれ、ガツガツと動かれた。
でも、それは確かに散々指で教えこまれた場所を抉っていて。
指よりも大きなモノがそこを潰して行く。
手加減無しで。
「あがっ、・・・ひいっ・・・くふうっ」
地面に顔を擦り付けて喚いた。
痛くて苦しくて。
屈辱で、惨めで。
気持ち良かった。
全部自分がしてきたことだった。
「勃ってる・・・中もキュンキュンしてきたし、気持ち良いね、知ってるよ」
そうされたことのある男が微笑む。
「あんたはこれからずっと、こうされる。あんたは俺の穴になる。でも大丈夫。俺はあんたと違ってちゃんと愛してる」
男はさらに残酷に貫いていく。
土に塗れ、泣き叫び、土を噛み締めながら、それでも後だけでイった。
確かに。
その男にもそうしたのだった。
だからその次もわかった。
自分の穴に突っ込まれたモノしゃぶり、喉奥に入れられ飲まされた。
その後、もう一度犯されたのも一緒にだった。
ただ、男のコートに包まれ優しく抱き抱えられ連れて行かれたのだけは違った。
気を失っていたから気づかなかったけれど。
そう、男は自分で服を着て、1人で帰らなければならなかったのだ。
置き去りにされたから。
でも今度は違う。
連れて帰るのだ。
愛してるから。
「愛してる。愛してる。ずっとこうしたかった」
男は夢のように呟く。
部屋に連れて帰る。
そしてもう二度と外には出さない。
捨てられるくらいなら、囲いこんで、思うだけにするつもりだったことをする。
愛してるから抱かれることにしていた。
でも捨てようと、したからもう、好きなようにする。
逃がさない。
ずっと愛してる。
おわり
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