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代案 3

大学生になった今。 恋人に別れを切り出したくて仕方ない。 嫌いになったわけではない。 尽くしてくれて、本当に自分のことが好きなのだと分かる相手を嫌いになれるはずがなく。 恋人とするセックスは堪らなくいいのも変わりない。 フェラされるともう我慢できないのはこっちの方で、声を上げてばててしまうし、その穴に入れたなら、気持ち良くて死ぬんじゃないかと思うほど搾りとられて、むしろ、今の方が快楽的にはスゴい。 これ、手放せないやつ。 と思ってしまう。 もちろん相変わらず顔がいい。 とにかく美しい。 誰も彼もが見蕩れてしまううつくしさ。 だが。 だが。 横で眠る恋人を見つめる。 恋人は自分を抱きしめている。 今日もセックスに流されて別れ話が出来なかった。 すごく良かった。 たまらなかった。 何度も何度も限界まで射精させられて。 ドロドロに恋人の中で性器が解けてしまうんじゃないかと思った。 こんなの恋人としかできないのはわかってる。 なぜなら何度か浮気したからだ ちゃんとした女の子としたら、もっと違うのかという興味だった でも、どんなに良くても恋人と別れるつもりはなかった。 だって顔が良い。 これ以上の顔はのぞめない。 で、女の子ともしてみた結果、悪くはないけど恋人の後の穴のが女の子の性器よりはるかにいい、という結論だった。 とにかくすごい。 スゴいのだ。 だが、今はわかれたい。 確かにこんな気持ちいいセックスを手放すのはアレなんだけど。 恋人が背中から抱きしめてくる。 高校生になってからは恋人は泊まり込みにくるようになった。 熱い肌。 悪くない。 悪くはないんだが。 その胸は広すぎた。 二人で使うにはベッドは狭すぎた。 恋人はこの数ヶ月で大きく育って。 今ではおなじ位の身長になっていた。 そしておそらく、もっとおおきくなる。 その手足の長さがそれを予言していた。 細くて綺麗な、女の子のようではなくなってしまっていた。 綺麗なのはかわらない。 いや、今の方が綺麗かもしれない。 でも、泣いてるのをかまわずにその中に入ったあの頃とはまったく別人なのは間違いない。 しなやかに筋肉がつき始めた身体は、自分よりも大きくなるのは間違いなくて。 子猫を抱いてと思っていたら豹だった感じなのだ。 抱ける。 抱いてしまえば、狂ったようなセックスになるのは間違いない。 というより絞りとられたし。 でも、そういう問題ではない。 そういうのではなかった。 付き合いたいと思った外見とは明らかに別人であるということなのだ。 外見で付き合った。 そこははずせない だが、付き合いも長く身体も重ねてきたし、嫌いなわけではない。 むしろ好き。 でも、これは違う。 これは違う。 テクニックのスゴさに流されてしまっているけど、明らかに自分の好むところじゃない。 美しい男か好きなわけではないのだ。 別れるべきだと思った。 これは仕方ない。 仕方ないのだ。 ため息をついた。 バカだった。 ずっとあんな女の子みたいな姿でいるはずかないのに。 でも、仕方ない。 自分は欠陥人間で、人の外見しか愛せないのだ。 2度とあんな可愛い恋人は得られないとわかってる。 でも、男の恋人が欲しかったわけではないのだ。 この違和感をわかって欲しかった。 説明しなければ。 説明。 ため息がでた。

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