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同級生 1
小さく彼は笑った。
傷ついたような顔をしているように見えた。
でも。
首筋に腕を巻き付けられて。
白い喉がエロいと思って。
おもわずそこに吸い付いていた。
薄い皮膚が。
震える位甘かった。
「したいんだろ?」
そう囁かれたなら、頭が煮えたみたいになって。
茹だった脳みそのすることをとめられなかった。
彼が自分のシャツのボタンを外して、シャツを捲りあげたから。
その綺麗な乳首に目がいって。
気が付いたならむしゃぶりついていた。
尖ってて。
コリコリしてて。
ぷっくりしてて。
そこが「使われて」いる場所だと分かってしまった。
いや、先日この教室で彼と先輩かしているのを見ていたから知っていたけれど。
この旧校舎の空き教室は、彼が男とセックスするための場所なのだ。
先輩達もこの乳首を夢中になって齧っていた。
「女のよりエロい」と言いながら。
女は知らない。
でも、エロいことは間違いなかった。
齧る。
白くて甘い身体が震えて。
舐めて。
口の中で乳首が溶けるようで、皮膚が熱くなり。
吸って。
甘い声と捩れる身体を皮膚で感じて。
見上げたなら、彼の美しい顔が上気して、だらしなく唇をあけて、どこかを見ているようで見ていない目が堪らなくて。
これを好きだと思った。
そして彼の股間が硬くなってるのを服越しの腹に感じて興奮する。
舐めながらズボンのベルトを外してチャックを下ろし、下着ごとずり下げても、彼は抵抗しなかった。
そそり立つそれが濡れていて。
初めて男のモノをエロいと思った。
女性の性器を動画で見た時以上に興奮した。
それに。
どうすればいいのかは触ったことのない女のモノより知っていた。
乳首を楽しみながら、そこも手で楽しんだ。
自分が気持ち良くなるようにしたら、彼もやはり気持ちよいようで、掠れた声で喘ぎ声始める。
それが、男の声なのによかった。
どんなエロ動画よりキタ。
たまらなくて。
自分のも取り出して一緒に擦ってしまった。
彼の綺麗な顔が歪むのを、漏れる声のエロさを、自分のモノとは形も大きさも違う性器が別の生き物みたいになっていくのを。
更に脳みそを煮立たせてしまうくらいに興奮して見つめて聞いて感じて。
自分も声をあげて達してしまった。
そして。
なんども調べたから知ってた。
この後どうすればいいのか。
先輩と彼がしているときの光景は目に焼き付けているし。
2人で出したものをつかって、彼の後ろを解し始めた。
彼は尻をあげて四つん這いになってくれていた。
彼から始めたんだし、同意でいいんだな、と思った。
女の子のそことは全く違うその穴に指を挿れるのはそれでも十分興奮した。
だって。
うっすら縦割れて。
そこは間違いなく、性器だった。
「優しく・・・そう、もう少し下・・」
言われるがままに誘導され、そこを擦った。
「はんっ・・・んっ・・・いいっ」
掠れる声の低さにめまいがしそうな程興奮した。
「指増やして・・・」
言われるがまま、何なら手をそえられて、その穴の中でどう動くのかを教えられた。
指に伝わる感触が締め付ける穴が、欲しくてたまらなかった
入れる前に舐めてくれた。
濡らさないと、と。
たっぷり舐めて、2つの玉まで舐めてくれて。
イキそうになった。
綺麗な、でも、男の顔。
なのにエロくて。
女の子の動画とかでヌいてきたのに。
興奮が止まらない。
「挿れて」
穴を指で広げられて言われて。
尻を持ち上げ突き出されて。
叫び声をあげて突き立てていた。
そんな乱暴な行為を慣れた身体は喜んだ。
挿れられただけで、吹き出させたから。
「ああっ・・・たまんない・・・童貞喰ってると思うと興奮するっ・・・」
そんなふしだらな言葉が、どす黒く欲望を煮立たせた。
セックスが好きな。
淫らな男。
この教室で男達としてる。
穴は熱くて気持ち良くて。
夢中になってそこで動いていた
「あはっ・・・下手クソ・・ああ、それがたまんねーな・・・童貞・・美味いなぁ・・・」
笑いながら彼は言う。
静かな綺麗なクラスメート。
静謐な空気をまとった。
そんな憧れてしまっていた存在は、淫らな肉だった。
だから。
だから。
どこか苦しくて、でも興奮した。
熱くてうねる、その穴は。
のしかかる胸に感じる肌も。
髪の匂いも。
首すじの味も。
痛みと興奮とがごちゃ混ぜになってしまって。
わめきながら動く。
貫き、めちゃくちゃに腰をぶつけた。
「くれよ・・・もっとくれ!!」
叫ばれて、何故か泣いて。
その中に出した。
沢山の男達と同じように。
気持ちよくて。
切なすぎて。
苦しかった。
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