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同級生 5

彼は退学になった。 彼に狂った教師が、先発達としている彼を殺そうとしたのだ。 セックス以外彼のことを知らないくせに、彼を独り占めしたくて、殺そうと。 その場にいたなら、その教師こそ殺してやりたかったけど、他の誰かに抱かれる彼をみたいわけがない。 だから居なかった。 居たら良かった。 殺せば良かった。 先輩達が2人がかりでなんとか教師を止めて。 ナイフを叩き落としたのだそうた。 そして、彼は教師が持ってきたそのナイフて、逆に教師を冷静に何度も刺したのだと。 死にはしなかったけれど、殺そうとしたくせに教師は自分が殺されそうになれば叫んでにげまわり、部活中だった校庭は騒然となった。 先輩達は停学で済んだ。 教師は捕まり、彼は退学になった。 先輩達には感謝していた。 彼が死ななかったのは先輩達のおかけで。 教師については自分が殺してやれば良かったと思った。 彼はいなくなって。 彼の家をこっそり人伝てに調べてうかがっても、その家は空き家のようで。 彼はいなくなってしまった。 消えてしまった 前からいなかったかのように。 泣いた。 好きだった。 初恋だった。 誰にもつかまえられないように遠いところにいる彼 ただ、誰かを貪るためにいる彼、 その狭間にいる、 ほんの一瞬だけ見える彼を。 とても愛していた。 彼がいなくなってわかる。 会いたくて。 でも、もう会えない。 初恋の終わりだった

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