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第20話
シーンと気まずい雰囲気が流れる中、僕は居心地が悪くて少しモゾモゾと体勢を変えようとした。
「んー?勃っちゃった?」
そう。今のキスで結構反応しちゃった僕がいる。
「態々・・・言わないでよ」
恥ずかしくて思わず両手で反応した自分の息子を隠しながら少し後ろに下がろうとする。でも腰をがっちり掴まれてて、そうはさせてくれない。
「かーわいい」
片手でがっちり腰に腕を回して自分から離れないようにして、片手でくすぐるようにズボンの上から裏筋を人差し指の爪でくすぐるように撫でられる。
「っんっ!!!ぁあっ、そこダメっ!」
「ひな裏筋好きだよね。この前ここ舐めたらビクビク反応してた」
「なっ、言わなくていいよぉ・・・っ!!」
「因みに俺も好きだよ、裏筋」
話しながら、くすぐるように触っていたのが、段々少しづつ刺激が強くなってくる。でも欲しい刺激とは程遠くて無意識に擦り付けるように腰が動いてしまう。
「ふふっ、腰動いてる。可愛い。ちゃんと触って欲しい?」
コクコクと僕は頷く。すると僕を持ち上げてソファーに座らせ、瞬く間にズボンが脱がされていた。
そうだ!下着!と思ったらもうすでに遅く、目に入った光景が余りにも恥ずかしくて両足を閉じて膝を近づけ丸まろうとした。
「ダーメ。見せてひな」
うぅ・・・恥ずかしいし・・・恥ずかしい・・・。
ゆっくり両脚を広げて、その間に彼が入ってくる。
「エロいねぇ、パンツから真っ赤な亀頭が出てる」
そう。
今日僕が履いてるのは白いレースのTバック。いくら男性用で前がもっこりしてるとはいえ、勃起したらパンツに収まらないサイズだ。案の定パンツからはみ出てしまって、なんだか全裸を見られるよりこっちの方が恥ずかしいのは気のせいなのかな???
「あぁ・・・やっぱり似合うなぁ・・・今度は黒もいいね、背徳的なエロさがあって」
彼はニヤリと口角を上げると僕の股間に顔を埋めた。
「えっ、ちょっ!まだお風呂入ってない!!」
「スーッ。んー?全然いい匂いしかしないよ、ひなの」
「いい匂いな訳っ!っんぁ」
パンツの上から玉をハムハムと口に咥えられ、くすぐったさと急所を咥えられる未知の感覚に晒され、勃ちすぎて痛い。
亀頭を指でツンツンされ、彼が言った。
「凄い、糸引いてるよ」
恥ずかしくて僕は彼から目を逸らした。
「ちゃんと見ててひな、じゃないと何されるか分からないよ?」
そう言われて、次の瞬間、ジュルルルッ!!!
「はぁっんっ!!〜〜〜ぁっつよいぃっ!!」
目を逸らしたのが気に食わなかったのか、一気に大きな口で根元までバキュームされるかのように吸い込まれた。
舌で的確に裏筋を擦りながら、いやらしいジュボジュボという音を立てながらフェラされる。
「ヒャンとひへへ」
「っっあぁ・・・へ?」
強い刺激でそれどころじゃなく、彼がなんて言ったのか聞き取れなかった。
チュッポン!と急に解放されたかと思ったら、
「だから、自分が何されてるかちゃんと見てて、勉強して」
あぁ、そっか。ちゃんと見て自分もできるようにならないといけないんだ。
覚悟を決めて自分の股間にいる彼を見るけど、目が合って恥ずかしくて、目を逸らしたくなるのを必死で堪える。
「ん、いい子。肩まで赤くなっちゃって、恥ずかしい?」
コクコクと頷く。
「まず、舌を出して見せつけるように下から上に舐める」
ヌルッと下から舐められ裏筋のところを強めにグリっとされ、声が漏れそうになるのを堪える。
「一通り舐めたら、次は口の中で咥える。出来れば唾液を溜めて、口の中でいやらしい音立てながらフェラする。舌は裏筋刺激しながら少し吸うようにしながら上下する」
ジュボっ、ジュボっ、ジュルルルっ
いやらしい音を立てながら容赦なく彼は責め立てる。
「これは練習が必要だけど、喉を開いて奥に受け入れる」
もう限界を迎えそうな状態で一気に奥まで咥えられた。
「っっはぁっ・・・も、もう無理、でっ出ちゃう!!」
一層強くジュルルルと音を立てながら吸われると呆気なく彼の口の中で果ててしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・出して・・・」
自分の精液を早く口から出して欲しいのに、彼はあーっと自分の口の中にある白濁液を見せつけてから飲み込んだ。
少し口の端に漏れたものを彼は親指で拭って僕の口に差し出してきた。
言われてることは分かるが自分の出した精液を口に入れるのに抵抗を感じて少し眉を顰める。でも大人しく口を開け親指を受け入れた。
少量でもなんとも言えない独特な味が口の中に広がった。飲み込むと喉がイガイガする気がした。
「まずい・・・」
「っぷはっ!!そりゃ、あんまり美味しくないものだな。でもひなのだと思ったら不思議とそう不味くもないんだよ」
そんな恥ずかしいセリフ真顔で言うのやめて欲しい。居た堪れなくなって両手で顔を隠す。
「でもまぁ、自分の精液は不味く感じるよな。おいで」
両手を広げて抱っこのポーズをされたので、大人しく立って彼の首に自分の腕を回した。
ヒョイっと最も簡単に抱き上げ、彼は僕を洗面台に連れて行ってくれた。
「はい、どうぞ。これで口濯いで」
渡されたのはマウスウォッシュ。口に入れて濯ぐと清涼感を感じ、さっきまでの違和感が消える。
「スッキリした?」
「ん」
「んじゃぁ、お尻の洗浄をしようか」
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