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第21話

「今?」 「うん、お風呂のついで。ダメ?」 「いや・・・ダメじゃないけど」 「じゃぁ、ほら教えてあげる」 彼は僕によく見るいちじく浣腸を見せた。 「慣れたら要らないかもだけど、とりあえずお腹の中にある便出しちゃおうね、パンツ脱いでこっちにお尻向けて?」 「そ、それなら自分で出来る!」 「俺がやりたいんだけど・・・やっちゃダメ?トイレまではついていかないから」 「うぅ・・・」 いや、そうだよ。これからもっと凄いことするのにこんなことで怯んでちゃ・・・でも・・・。 「ひな?お願い」 とりあえずズボンを脱いで洗面台に両手をつく。 Tバックだから、このままでも大丈夫かな? ソワソワしながら待っていると、彼の手がスルスルっと服の中に入ってきて乳輪をクルクルっと刺激される。 「くすぐったいよ」 「んーそうだね。少しだけローション塗るね」 Tバックを少しずらされたあと少しだけ穴のところにひやっとした感覚があった。 「じゃぁ、入れるね」 つぷっと音と一緒にニュルっと異物が入ってきて少し液体が入ってきた。 「抜くよ、ちゃんと力入れといてね」 言われた通りきゅっと力を入れる。なんとも言えない気持ち悪さがお尻に残る。 「はい、じゃぁ、少し我慢しようか」 彼は僕を自分に向かせて、ゆっくりと味わうように唇に優しいキスをしてきた。 けど、少し時間が経つと段々とトイレに行きたくなってきた。やばい。 「んっ、ねぇ、トイレ行かせて」 「んーもうちょっと我慢できる?」 「んっ、もう出ちゃうから」 必死にお尻に力を入れる。僕の腰にはがっちり彼の腕が回っていて、トイレに駆け込みたいけど行かせてくれない。 「ん〜〜〜〜っ!!!!」 「はい、いいよ。行って来な」 パッと彼の腕が離れた瞬間僕は急いでトイレに駆け込み、無事漏らすことなく間に合った。 トイレを流して、お風呂場で待っている彼の元へ向かう。 「ちゃんとトイレできた?」 「ん、漏れるかと思った」 「ごめんね、あれ入れてから少し我慢しないと効果ないからさ」 「ん、わかってる」 めっちゃ恥ずかしいけど、エチケットとして大事だから、ちゃんと慣れないとなぁ・・・ 「じゃぁお風呂入りつつ洗浄も一緒にしようか」 僕も彼も一緒に服を脱ぎ始める。 相変わらず綺麗な刺青・・・触りたくなって、彼がズボンを脱いでる時にピトッと背中に手を添える。 「手、冷たいな。どうした?」 「やっぱ綺麗だなぁって」 「気に入ってもらえて嬉しいよ」 「僕もこんな綺麗な刺青だったら入れてみたい」 「そうだなぁ、確かにこの白い肌に映えるだろうな、でも痛いぞ?」 「うん、それはしょうがないよ」 「まぁ、刺青はそのうちな、今はまだそのままの白いスベスベの肌を堪能させてくれ」 「うん」 彼は僕の手を取りシャワー室へエスコートしてくれた。 「じゃぁ、まず洗浄の仕方な」 彼は僕がやりやすいように専用のノズルに付け替えて、シャワーを出して温度を僕に覚えさせた。 「熱すぎても冷たすぎてもダメだよ、お腹壊すからな。はい、こっち向いて、俺に寄りかかってていいよ」 彼は僕を向かい合わせに抱き込んでノズルを僕のアナルに当てる。 「ほら、力入れないで、息吐いて力抜いて?」 反射的に緊張できゅっと穴を閉じてしまう。ノズルでツンツンされるので、頑張って息を吐く。 ツプンっと入ってきたら、お湯がお腹に入ってきた。 「うぅぅ・・・・・・ぅ」 「よしよし、抜くよ」 お湯が少し入ってすぐに彼はノズルを抜いた。 お湯が漏れそうになり、一瞬焦る。 「ひな、今入れたお湯ちゃんと出して」 「え?あぁ、そっか。出さないといけないんだ・・・」 でも見られてて恥ずかしい。 「ひーな?」 「うぅ・・・恥ずかしいから見ないで?」 「そんな上目遣い、どこで覚えたのかな?大丈夫、俺からは見えないでしょ?ちゃんと出し切って?」 チョロロロロ、羞恥心に勝てず、彼の胸に顔を埋めながらさっきのお湯を出し切った。 「はい、もう一回、出てくるお湯が綺麗になるまで繰り返すよ?でもやりすぎもダメだからね、わかった?」 「ん、わかった」 何回か繰り返した後、彼からオッケーを貰った所でささっと僕の身体を彼が洗ってくれて、湯船に先に浸かってと言われたので大人しく湯船で待つ。 あぁ、ドキドキする。これからあんなことやこんなことするのか・・・恥ずかしいけど、本当にあんなに気持ちよくなれるのか・・・期待と不安で心臓がバクバクする。 「お待たせ」 濡れた髪をかきあげながらシャワー室から出てきた彼。うん、エロいってこういうこというのかな? 思わず彼の下半身に目が釘付けになる。 「ひなのエッチ、そんな下見つめないでよ」 「えっ?!あ、ご、ごめん」 急いで身体ごと背を向いた。 やっぱ、でかい、僕のお尻裂けそう・・・頑張りたまえ僕のお尻!!! 「いや、嘘嘘、冗談。好きなだけ見ていいよ」 「ううん・・・今は恥ずかしいから大丈夫・・・」 ザボンという音と一緒に彼もお風呂に浸かる。 「そんな端っこに縮こまってないでこっち来て?」 いや、ちょっと・・・諸事情が・・・ 「ひーな?」 しょうがない、覚悟を決めて彼の股の間に背中を向けて入り込む。 「前向いてくれないの?」 「は、恥ずかしいから」 「ふふっ、ひなはほんと可愛い」 チュッと音を立てながらうなじにキスを落とされる。彼は僕の髪を撫でたり、背筋を触ったり、常に何処か僕と触れ合っている状態。 緊張と色んなことグルグル考えてのぼせそう。 そんな僕の状態を察したのかさっと湯船から出されてタオルで拭かれて、バスローブを羽織らされる。 「おいで、風邪ひいちゃうから頭乾かそう」 大きな手で素早く丁寧に僕の髪の毛をドライヤーで乾かしてくれる。面倒じゃないのかな・・・? 乾かし終わると彼にお水飲んでベットで大人しく待っててと言われ、緊張しながらも寝室に向かった。 冷蔵庫に入っていたペットボトルのお水を一口二口、冷たい水が体に入っていくたびに、何だか頭も冴えてきた気がする。 今一度本に書いてあった内容を頭の中で思い返してみる。 改めて考えると自分の身体を他人に完全に曝け出す行為、結構怖いと思う部分がある。 「ひーな、ごめんね、お待たせ」 「ん、大丈夫」 彼は僕の隣に腰掛けて、僕の頭を撫で始めた。 「緊張してるね、怖い?」 なんだか見透かされてるかの様に思えて、一瞬ギクッとしてしまった。 「ん。ちょっと、怖いと思うところはあるけど・・・やってみないと分からない」 「まぁ、そうだけどな〜普通は高校生なんか女抱きたい!とかって思うだろ」 「女の人は、ちょっと苦手。男の人も苦手だけど・・・」 「俺は大丈夫そう?」 「ん、大丈夫。だから・・・初めてで分からないこといっぱいだけど・・・見捨てないで・・・くれると」 次の瞬間僕の前には彼の胸があった。意外と柔らかい・・・ 「俺を信用してくれてありがとう。死ぬほど気持ちよくするから、俺にひなの身体を預けてくれないかな?見捨てたりなんてしないから、心配するな」 「ん、ありがとう」 彼は僕をそのまま抱えてベットに再度下ろして押し倒した。 目の前には僕に床ドンをした状態の彼がいる。この逃げ場のない感じ、いよいよなんだな・・・ チュッとおでこにキスをして、そのままこめかみに降りてきて唇を啄まれる。 ツンと唇を舌で触られたのを合図に、自分も口を開けて彼を受け入れる。歯から歯茎、喉まで全部触られ、徐々に自分の中を侵食される気分になる。 上手に鼻で息をしようにも歯茎の裏を刺激されると気持ちよくて、息を忘れてしまう。 ぼーっと気持ちよさに身を任せていると急に胸に鋭い刺激が走って呻き声が出た。 「うぅっ!〜〜〜〜っ!!」 どうやら彼が両乳首をキュッと摘んだらしい。 そこから柔く、爪で乳輪をなぞる様にクルクルと刺激される。むやっとしたなんとも言えない快感に身体が困惑して、思わず腰をくねらせてしまう。 酸欠で頭がぼーっとしてきたタイミングで、やっと彼が僕の唇を解放してくれた。 徐々に徐々に耳から首へ少しづつ、偶にチリッとした痛みを走らせつつ、彼の頭は下がっていった。 その間もずっと手は僕の乳輪を刺激しつつ、決定的な刺激はなく、焦らされている状態だった。 もう僕の下半身は勃ちすぎて重っ苦しくて、もはや痛い。乳首もムズムズする。 「っねぇ、もう触ってぇ・・・」 我慢できずに懇願をすれば、 「ん〜?ここかな」 と次の瞬間僕の乳首に吸い付き、歯で甘噛みされる。 「っはぁ、いや、やだぁ」 慣れないもどかしくも、強い刺激に泣きが入る。 もう我慢できない、触りたい。 自分の下半身に手を伸ばそうとすると、案の定彼の手によって阻まれる。 「やだぁ、むりぃ・・・触りたい」 「駄々っ子になっちゃったねぇ、ひな」 「早く・・・もうむりぃ」 「まだ始まったばっかなのに、ちゃんとおねだりしたらあげるよ?」 一瞬羞恥心で我に返りそうだったけど、それより触って欲しい欲が勝って、口から言葉がこぼれ落ちていく。 「早く、僕のちんちんも触って?お願い」 「ふふ、かーわいい」

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