チュッ、チュ 強い刺激を少し期待をしていたら、彼は僕の亀頭に優しいキスを落としていく。肝心な刺激は与えてくれずもどかしい気持ちよさに、思わず握りしめていた枕のカバーに皺が寄る。 「っふっんぁ･･･あぁ･･･」 耐えられずに僕の足の間にいた彼の頭を太ももで挟み込む。 「可愛いね、ひな。この綺麗な脚はイタズラ好きなのかな？」 左手で僕の足首を掴みガッと足を上に向かせたかと思えば、僕のふくらはぎを舐め、甘噛みをし、軽い歯形を肌に残していく。 「っ〜〜〜っ！！！！」 ゾクゾクする背徳感に恍惚としていると、急に強い快感が身体を駆け巡った。 僕の足を噛みながら器用に右手で僕のちんちんを扱き始めたのだ。 地味に焦らされてからの快感は鋭く、慣れていない僕はあっという間に達してしまった。 「っ〜んくっ！はぁっ･･･はぁ･･･はぁ･･･」 「気持ちよさそうだね、ひな」 「っん、きもちいい」 彼の手に出した精液を拭くのにベットサイドのティッシュを数枚とって渡す。 「ありがとう」 拭き終わると次はいよいよ僕のお尻の溝に沿って手がアナルへ向かって行く。 自分でもトイレ行ったりお風呂の時ぐらいしか触らないところなので、敏感に彼の指の動きに反応してしまう。 「ふふっ、俺が少しツンツンすると反応して穴が締まるね。そんな緊張しないで、痛かったら教えて」 「緊張する･･･でも頑張る」 指南書には兎に角、最初は穴を締めると自分も相手も怪我をしてしまう。如何にリラックスするかが肝心だって書いてあったけど、こんなの怖すぎる！ 「ふぅーっ」 ゆっくり目を閉じて息を吐く。 「ん、上手、まず周りを柔らかくするのにマッサージするからリラックスして？」 グルンと彼にうつ伏せ状態にされ、お尻を高く上げてる体勢になった。 うわぁ･･･これ色々丸見え･･･恥ずかしい。 チュッっという音と共にチリッとした痛みが走り、首から背中にかけてゆっくりとキスを落とされる。同時にアナルの周りをクルクルと弄って来た。 くすぐったい、と思ったらヌルッと暖かいものがお尻を這った。 「うぇ？！ちょっ！汚いよ」 「んーん？今一緒に洗ったでしょ、ひなは何処も汚いところなんてないよ、いい匂いしかしない」 「でも･･･」 「ちゃんと気持ちいいから、感じてて」 ヌルッと全体を舐めたかと思えば、シワを一つ一つ広げるようにグリっと圧をかけながら解されていく。 「んっ」 くすぐったさと違和感しかなかったのに、少し気持ちよくなってきたのにびっくり。 全体がほぐれてきたら、舌が中に入ってきた。 「うっぁ･･･っ」 上下左右に中で舌が動いているのを敏感に感じ取ってしまう。するとゆっくり入ってきたかと思えば、ズルズルっと抜けて行く。不思議な感覚に思わずアナルに力が入ってしまう。 暫くすると彼はローションをダラーっとアナルに掛け、少し中にもローションを入れた。 「ひな、多分かなり最初の解しはしたから指挿れるね。ゆっくり息吐いてて」 「ん、ふぅーーーー」 ニュルっとローションの力を借りてさっきとは全く感覚の違う、指が一本入ってきた。そんな奥に入ってくるの？と思うぐらいの所まですんなり入ってきて、違和感に眉間に力が入る。 「うぅ･･･っぅ」 ゆっくり、でも確実に彼は指を増やしながら、僕のいい所を探ろうと中を弄られる。 「んー？中々見当たらないねぇ。3本入ったし、一回休憩挟もうか」 「んっ、休憩？」 すると彼は何処からか持ってきた確かエネマグラ？を僕に見せてきた。 「これ何かわかる？」 「確か、前立腺を刺激するもの？的な説明が書いてあったと思う」 「そう、正解。まぁ、ちょっとこれに手伝ってもらおうか、お尻に入れるよ？」 彼の指とは違う無機質な冷たいものが僕のアナルに当てがわれ、そのままグッと中に入ってきた。 最初は圧迫感が強かったけど、下の方は細かったから意外とすんなり入ってしまった。 奇妙な違和感に思わずモジモジと腰が動いてしまう。 「ふふっ、変な感じ？」 「うん。なんか変な感じ」 本では、前立腺開発に必須なエネマグラ。こんなのが本当に気持ちいいの？違和感しか感じないので俄かに信じがたい。 「そしたら、ひな、フェラしてくれる？」 「ん、わかった」 僕は体勢を整えて、彼の股の間に正座する形になった。 違和感にモゾモゾしちゃうけど、フェラ頑張ろ。 恐る恐る既に固く張りつめている彼のちんちんを両手で優しく感触を確かめるように触る。 少し自分側に向けるのに片手を添えて、舌を出し、彼を見上げるように、見せつけるように下から裏筋を舐めていく。 僕は裏筋が弱いから、多分同じ男だから弱いのかな？ そう思いチロチロと裏筋を責めながら、偶に亀頭をねっとり優しく舐めると熱い吐息が聞こえてきて嬉しくなる。 「ひもひい？(気持ちいい？)」 咥えつつ彼に聞いてみると、 「うん、気持ちいいよ？今度は奥まで咥えてくれる？」 彼のものを出来る限りしっかり咥える。 「んっ、そうそう、舌で刺激しながら吸ったり上下したり。上手上手」 怖くて奥まで咥え込めなくても、彼は優しく僕の頭を撫でながらじっくりと観察する様にみる。 ちょっとづつコツを掴み始めた頃に、耳をくすぐる様に触られてゾワっとした気持ちよさがきたと思ったら反射的にお尻に力が入ってしまった。 「んっ〜っ！！」 何今の？？？ びっくりして思わず口を離してしまった。 「どうしたー？ひな」 「えっ、何今の」 「丁度いい所やっと当たったかな？」 最初は違和感しかなかったお尻も、何だか言葉にできない、ジクジクとした感覚をだんだん拾ってきて、気持ちいいのかわからないけど自然と変に息が上がる。 「ひなにもちゃんと気持ちいい所あるんだよ、今エネマグラでじわじわ感じてるんじゃない？」 「なんっか、変な感じ、ジクジクするっていうか･･･」 「ほら、見てごらん？」 彼に示されたのは僕のちんちん。 「へぇ？なんでぇ？」 僕のちんちんははち切れそうなぐらい立ち上がって、ダラダラと透明な粘液がベットに糸引いてた。 「可愛い、おいで、可愛がってあげる」 再びゴロンと横にされたけどその刺激でまた思わず声が出てしまった。 「ひな、もーちょい頑張って？」 ニュルンッとエネマグラを抜かれ、代わりに彼の指が入ってきた。グリグリと中を探られ、その一点を掠めた時思わず喘いだ。 「んっぅっ！！」 「ここか、思ったより奥にあるな。ひな、この感覚が気持ちいいだよ？覚えて？」 トントンとリズムよく刺激されれば、さっきとは違う、這い上がってくる様な、ちんちんにくる様快感が体を巡る。 「もう出したいぃ、いやぁっだぁ」 「出したら寝ちゃうでしょ？ダーメ、もうちょい我慢して？」 我慢できず変に身体に力が入ると、彼の指を締め付けてもっと前立腺が刺激されて身体がビクつく。 「っ、はぁっ、っはぁ〜、っつらい」 「んっ、ごめんね、じゃぁ、四つん這いになってくれる？」 彼のいう通り四つん這いになると、ニュルっと指が入ってきて、的確に前立腺をいじめられ、足を閉じる様に言われると、彼のものが僕の太ももの間を出たり入ったりするのが見えた。 これが噂の素股ってやつだ！ で、でも、彼のバッキバキのものが僕の玉裏から裏筋まで刺激してきて気持ち良すぎる。 「あぁぁっ、これっ、気持ちいいっ！」 「あぁ、俺も気持ちいいよ、一緒にいこう」 パァンパァンとまるでセックスをしているかの様に肌と肌がぶつかり合う音が続き、中も外も刺激されて、限界を迎え頭が真っ白になった。 「〜〜〜〜っぁ〜〜〜ぅっ〜〜！！」 「っ！」 僕とほぼ同時に彼もイったようだ。 なんだか、身体の力が抜けてしまい、そのままお尻を上げる力無く、ペタンとベットにへばりついた。 「ひな、大丈夫？」 「んっぅ･･･疲れた」 「ふふっ、本当はもっとやりたかったけど、いいよ。あとは綺麗にしとくから寝ちゃいな」 優しく頭を撫でられ、疲れ果てた僕の瞼はすぐに閉じた。