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夢魔 23
「 さん、 さん好きぃ・・・気持ちいい・・好きぃ!!!」
少年が絶叫して狂ったように尻を振り、痙攣する。
中の2つのモノを絞りとりながら。
どちらも男のモノだと思っているから、その穴は狂おしい程に求めてくる。
こんなに激しく少年を抱いたことはなかった。
そして、2度としない。
誰とも二度と分けあわない。
「そんなにオレが好きなんや?」
男はイキ狂う少年にこの場に不釣り合いな、清らかですらある額への優しいキスを落とす。
だが腰は淫らに少年を前から突き上げている。
そして、背後からは見えない何かが少年を貫いている。
「好きぃ・・・好きぃ・・・」
少年の泣き叫ぶ声に満足した。
「そうか」
男はそっとこんどは優しいキスを頭のてっぺんに落としながら、淫らに腰を動かした。
そのいやらしさに少年は背中をそらす。
見えない何は、深い奥を楽しんでいて、それにも少年は狂う。
乳首も、ペニスも、可愛がられ、苛められ、身体は輪郭を無くしたように溶けきって、触れられる肌の全てで繋がってくる。
「ずっと居れ、離れるな」
男の言葉に少年はすすり泣いた。
その言葉に1番感じて、震えて溶けていく。
でもその間にも、見えない何かにも感じきっていて。
苛立ちと愛しさで男は射精した。
見えない何かも。
自分が出したのではない射精を同時に穴で感じたのは初めてで、それは腹立たしく、でもだからこそ。
興奮していた。
射精しながらその穴の中で動いた。
他のが射精している感覚を味わいながら。
「ひぐっ・・・・」
少年はもう痙攣するだけだった。
その時だった。
「寝かせて犯させておけ、とは言ったよ。犯している間はそれは他のことはしないから。でも、一緒に参加しろなんて言ってない」
呆れた声がした。
ドアを開ける音も気配もなかった。
男相手にそんなことが出来る人間は少ない。
見るまでもなく。
タテアキだった。
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