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仮面 48

「もっともっとちょうだい・・・」 少年が妖しくわらう。 煙のように消えてしまった仮面の舌が入っていたばかりの穴を指で広げて男へとわらう。 あれほど舐められてもまだ一本脚の精液が穴から零れ出していた どれほど出されていたのか。 その穴はいやらしくひくついていて、その中に何度も、何度も入ったからこそ、男は思わず唾を飲んだ。 が、耐えた。 解毒剤を飲んでいるから少年の毒には耐えられても、精気を貪られたなら死んでしまう。 だが。 少年は妖しくて、いやらしくて。 イガラシや彼ですら、目をそらすことが出来ない。 「ねぇ・・・しよう?」 少年が彼に手を伸ばす。 彼は後ずさる。 目が恐怖に大きく見開かれていた。 「勃ってんぞ」 男が指摘した。 「ちゃう・・・この子が出しとる何かのせいや」 彼が真っ赤になつて怒鳴る。 そう。 少年から立ち上る何かが理性を狂わせる。 「オ、俺は・・・アイツアイツ以外はいらんのや・・・こんなこんな」 彼が取り乱す。 恋人以外を知らない、恋人に性的に支配されている彼には恋人以外とのセックスは恐怖でしかない。 「アイツで童貞卒業してみるか?どうせ、後ろしか使おたことないんやろ?それはそれでおもろい・・・ってすすめたいところやけど、死ぬからな。それにお前がアイツとやったらまちがいなくオレが弟に殺される」 男が仕方なさそうに言った。 彼の恋人は男の弟。 凄まじく彼に執着しているのだ。 少年と彼がセックスしたなら、少年は殺されるし、男も連帯責任でころされるのは間違いなかった。 兄でも殺すというか、兄だから殺すというか。 まあそれはともかく。 立ち上る香りのようなモノに、惹き付けられ、部屋の中の男やイガラシや彼は欲望が込み上げる。 男も彼もイガラシも少年を抱きたい。 だが少年を抱けば死ぬという事実。 それがなんとか理性になって押しとどめている。 ずっと自慰してもう出ないはずのイガラシの前がそれなのにまた勃起していた。 少年に誘われたなら、触れられたなら、その穴にぶち込まずにはいれないだろうとわかった。 イガラシが泣きながらそれでもジリジリ少年に近づいているのも。 「ちょうだい・・・」 少年が、ヨダレを流す。 正気ではなかった。 イガラシを欲しがって。 だれも逆らえない。 これは今日一番危険な場面だった。 まさかのまさか。 少年がここまで危険になるとは。 仕方なかった。 だから男は。 「欲しいやろ?・・・ええな」 囁いた。 穴に指を、いれて。 かき混ぜて。 穴は欲しくて欲しくてたまらなくなっているのがわかった。 「欲しい・・・」 そう泣かれたから。 男は穴にぶちこんだ。 「ひぐぅっぅぅう、いいっ!!!」 【イガラシ】が男にぶち抜かれて泣き叫びながら、達していた。 やっとやっと、大きくて長いモノに深く埋められたことに喜んで。 そう。 男は。 少年の前でイガラシを犯し始めていた。 指だけでは物足りなかったイガラシは、やっと満たされて、泣き狂う。 男はイガラシの奥深くまで貫き、何度も何度も出し入れする。 「ひぐぅっぅぅう、ひふぅっっっ!!!」 イガラシが喚く。 良いのだ。 前からもうほとんど透明なモノを吹き出して痙攣していた。 男は少年を見つめていた。 熱く少年をみつめながら、イガラシの中を穿っていた。 「アイツ以外の男は初めてやけど、まあ、お前も悪ないぞ」 そうイガラシに囁きもしたけれど。 味わうように穴の中でゆっくりペニスを回しもしたが。 でも、少年を見つめて。 そのまま、イガラシの中を犯し続けていた。

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