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第4話 目が覚めたらイケメン上司とベッドインしていた
「ん……?あれ?」
「ああ、起きたか」
「うわっ!!!」
目が覚めたら知らないベッドに寝てて、目の前に上司の整った顔があった。
え、待て!?俺、何やった?え、ヤッたのか!?
慌てて起き上がって服を着てるか確認してしまった。
よかった!上着は脱いでるが、スラックスもシャツも脱いでないしベルトも外れてない。
「あ、す、すいません俺、寝ちゃったんすね」
「うん。気持ちよさそうに寝てた」
俺は普通に服を着てたが、よく見たら課長はバスローブだった。
え……待って、胸筋見えてる怖い……
俺は背筋が寒くなった。
え?これやばい状況じゃね?
「起きたなら、しようか?」
「え、しよう!?」
何を!?
「良いって言っただろ?今夜は俺と過ごしてくれるって」
うそうそうそ!?言ってない!記憶にない!!
「え、あ、俺がですか……?」
「ああ。あれ?もしかして……こういうの初めて?じゃないよな?」
「は、初めてって……」
「男とするの」
初めてっつーかこの人生でそんなことはこれまでもこの先も1度もする気ありませんけど!?
「や……俺……」
「さっきバーで色々経験談聞かせてくれたよね?あれ、もしかして嘘だった?」
やべえええ!そうだった。姉の体験談を自慢げに語ったんだった。明らかに、何人もの男と経験済み的な感じで。
「いえ、嘘じゃないっすよ!全然慣れてますよ。ははっ」
ベッドの上で男にのしかかられながら俺は慣れてる宣言をしてしまう失態を犯した。
「じゃあいいよね?」
エロい顔で微笑むんじゃねーーー!
今ならまだ引き返せるぞ、俺。正直に話すんだ!
いやでも待てよ。ここまで来て嘘でした、なんて言ったらどう思われる?
馬鹿にしてるってキレられて、バイトのこともバレて会社に報告されて……クビ。
更にパーティー運営にはサクラ使ってるってクレーム入れられて、姉にしこたま怒られて、社会的に抹殺。
つまり全方位的に死……?
だめだめだめ!だめだ、おい。このルートは無し!これならケツの一つや二つ差し出した方がマシだ。
これは単なるワンナイト。人生の経験にこれで深みが増すはず!うん、俺はチャレンジャー……やれる!いや、ヤられてやる!
「……はぃ……」
詰んだーーー……
「ふっ、気持ちよくしてあげるよ」
もうどうにでもしてくれーーー。
さよなら……俺のバックバージン……
「可愛いな。キスして良い?」
よくない。
「はい」
俺は観念して体から力を抜いて目閉じた。すると課長の唇が俺の唇に重なった。
酒の匂いに混じって、彼の男っぽい匂いがする。女の柔らかい唇とは違うキス。荒っぽい仕草で貪るように口付けされて俺がこれからセックスする相手は男なんだと思い知らされる。
怖いーーー。
「ん…っ」
「大丈夫?怖い?」
バレてる。これじゃダメだ……でも怖い。
「はい……優しくしてほし……」
「新木、お前……それ自覚してやってる?いやわざとだったら逆にすごいけど」
「はぃ?」
「なんでもない。優しくするよ」
鬼上司は言葉通り、今度は優しくキスしてくれた。
待って、これはこれで恥ずかしいんだが!?これならさっきの勢いでやられた方がマシだった?
「ん…ふっ」
ぴちゃぴちゃと音を立てて啄むようなキスをされる。女にこうやってキスすることはあるが、されるのってこんな恥ずかしいもの!?
「あっ…ん……」
しかも俺乳首いじられてなんか鼻にかかった声出てんだけど!?きんも!!
いや、ちがう気持ちいいんだ。えーー嘘だろ。神様こんなの酷いよ!!
「はぁっ…課長…」
「暁斗だよ」
「暁斗さん……んっ」
おい、俺の声どうした!?
「可愛いよ。奏太……」
「あっ!やだ、だめっ!」
ちんこ揉まないでーーー!
「だってもう触って欲しくてこんな固くなってるよ?」
「あんっ……暁斗さん…はぁ…あ……」
ぐにぐにと下着の中に手を入れて直接揉まれる。男に触られて気持ちよくなるなんてーーー。
気付いたら俺は彼にしがみついていた。
「あっ気持ちいい……」
「素直でいい子だ。たくさん気持ちよくなっていいよ」
この言葉通り俺はめちゃくちゃ優しく愛撫されて、グッズグズにとろけさせられた。
あの鬼上司はどこへ??
というくらい甘い声で俺を褒める課長に頭は追いつかないし、体は気持ちよくてひっきりなしに俺は喘ぎ声をあげていた。
「あっ!やだ、ああっ」
「嫌じゃないだろ?気持ちいいんだよな?」
「あんっ、気持ちいい、気持ちいい♡」
「後ろあまり使ってないみたいだね?でも、感度は悪くないな」
尻の穴に指入れられるのなんて初めてですから!!!
ローションでぐちょぐちょにされてんだけど、指1本でもちょっと苦しい。バレる?力を抜け、俺!俺ならできる!
「はぁ、苦しいっ、あっ」
「2本に増やすよ?」
「んんっ」
2本に指を増やされてマジで苦しい。もうダメだ、やっぱり無理!課長のちんこさっき見たけどめっちゃデカイ。あんなの入れられたら……いや、むり!
「あ、暁斗さん…やっぱり俺ム……ああっ!?!?」
その時だ。課長の指が触ったところから今までにない快感が走った。
俺はビクビクっと痙攣して、ちんこからダラダラと先走りの汁を垂らした。
「あっ!何そこ!やっやだ!あんっ……♡」
「ここ?気持ちいい?」
「なんかわかんな……あっ♡きもち、きもちいっ♡♡」
「奏太の良いところだね」
「あっいい!もっと、もっとして……あんっ」
「どう?もっと太いのでここゴリゴリされたくない?」
「あ……?」
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