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【課長視点】俺の可愛い部下(完)
その後はベッドで散々乳首イキと中イキの特訓をさせた。ペニスには触らない。すると奏太は直接的な愛撫を求めて腰をくねらせた。先端に透明な液を滲ませたいやらしい性器が腰の動きと共にふるふると揺れるのが扇情的だ。
「暁斗さん、俺乳首じゃイケないよ。お願い前も触って……」
しかし俺は奏太のお願いを無視して乳首を吸いながら指で前立腺を刺激する。乳首やアナルで感じることはできていて、勃起はするもののまだこれだけでは絶頂に至れずもどかしそうにしている。しばらく経つと奏太はとうとう音を上げた。
「あっ、もう乳首やめて!やだ、だめだよ……暁斗さんお願いだからちんこ触って……!」
「じゃあこうしたらどう?」
いじりすぎて真っ赤に腫れた乳首をちょっとだけ噛む。
「ひぃっ!やめて、もう無理……!イキたいよぉっ。うぅ……」
我慢できず本気で奏太が泣いたので可哀想になった。後は好きなところを弄ってやり、思い切り甘やかす。
ご所望の性器をちょっと強めに擦ってやると奏太はずっと焦らされていた反動でびくびくと痙攣しながら喘いだ。
「あっぁあっ!いい、それきもちいっ暁斗さんにじゅこじゅこしてもらうのきもちいよぉ♡先っぽもっとしてもっとぉ……あんっイッちゃう♡♡ん、もう出していぃ?」
可愛い奏太は俺の許可を待とうと必死で射精を堪えていた。なんていじらしいんだ。
「いいよ。好きなだけ出して」
「イク、もうだめぇああっ♡」
こうして何度も射精させ奏太がすっかり満足した後、風呂で全身綺麗に洗ってやるとふわふわした笑顔で奏太は言う。
「はぁ……すっごい気持ち良かったです。暁斗さんって天才なんですか?」
「何言ってる。お前の感度が良いんだよ」
「俺、男の人とするのこんなに良いとは思ってませんでした。人生損してましたね」
真顔で何言ってるんだか……
まぁ、俺もこうやって恋人を甘やかす楽しみを知らなかったって意味ではずっと人生損してたかもな。
◇◇◇
「お疲れ様、乾杯」
「カンパ~イ」
北山を囲んで俺たちはまた居酒屋の個室に来ていた。
「北山、よくやってくれたな。礼を言うよ」
「いえいえ。むしろ日下部さんを紹介してくれてありがとうございました~!あはは」
前回ここに呼び出したときとは一転して上機嫌で笑いながら北山は言う。
「俺、日下部さんめちゃくちゃ気に入っちゃって。ガチで付き合うことになりました」
「ええっ!?まじかよ北山!」
「北山……さすがだな」
一晩くらいならあいつの相手をしてくれるだろうと思ったがまさか付き合うと言い出すとは……
「裕二さん……あ、日下部さんのことね。すーっごくねちっこいんすよ。もう最高っすねあの人。新木さんにはちょっと手に負えない人だと思うから俺呼んでくれて大正解ですよ」
奏太がおそるおそる尋ねる。
「手に負えないって……?」
「え、いや新木さんは聞かない方が良いと思いますよ」
「奏太、やめておけ」
「は、はい……」
奏太は若干聞きたそうにしていたが俺に止められて諦めたようだ。
北山みたいな変態野郎が何をされて喜んだかなんて話は俺も聞きたくない。
「とにかく日下部さんと会わせてくれた先輩たちには感謝っす!さあ、もっと飲みましょう!」
奏太も元気よく答える。
「よし、全部解決して北山にも彼氏ができてよかったねってことで!飲も~!」
俺は騒動が丸く収まったことに安堵し、秘密を共有するようになった部下たちを見ながら満たされた気分でグラスを傾けた。
〈完〉
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以上、課長視点でした!
奏太が出てこないシーンをいくつか別視点で書いてみつつ、この時課長はこう考えてたというのをお楽しみいただけていればなと思います♪
この後、姉(兄)の高校時代を書こうとと最初は思ってたんですが、奏太が元カノに会ってしまう話を思い付いたので先に書くことにします。
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