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18歳の(性)春1
「ブレイン」
「カート愛してる」
少し酔ったブレインが熱に浮かれたように囁く。
今日はシェーンに誘われて、ブレインとポットラックパーティーに参加していた。2人でパーティを抜け出して今は僕の家にいるいる。
少し酒臭いブレインがゆっくりキスしながら僕をベッドの方へ誘導する。
とうとう僕はブレインとベッドの前まで着いた。
ゆっくり服を脱がそうとブレインがシャツの襟に触れた。
「ブレイン、ブレイン、ちょっと待って!服は脱がなきゃダメなの?」
「脱がなきゃどうやってセックスするつもり?」
「せっ、、、」
自分の顔が茹で蛸みたいに紅く熱いのは自覚してるよ。
「それとも着衣のままが興奮する?」
キスしながら慣れた手付きでボタンを外す。
「こんなの初めてだから、ていうか、人前で裸になるなんて子供の時以来だよ」
「じゃあ大人のカートを見せて?」
「恥ずかしいから、やっぱりやめ、、、」
キスで口を塞がれた。
「やめるなんて言わないで?」
ブレインとしたくない訳じゃない。
でも、ブレインに裸を見られるのは嫌だ。
男同士のセックスの仕方も分からない。
バサッ
ベッドへ押し倒されて、ブレインが覆い被さる。
何より酔って興奮したブレインは別人みたいだし。
「ちょっと待っ、、、」
息出来ない。
ブレインが熱く硬くなった股間を押し付ける。
僕はパニックだ。
「ブレインやめて」
「やめたくない。君が欲しいよカート」
「ブレイン、ごめん」
僕はブレインの腹に足を突き上げそのまま合気道の要領で投げ飛ばした。
「本当にごめん」
僕は言い残すと、寝室を出た。
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