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18歳の(性)春10

翌日、シェーンから何度も謝られた。 「一瞬本気で全員殺すところだった」 ブレインはまだ彼らに怒っている。 「分かってる、俺が悪かったんだ。 アマンダとは理由も言わずに急に別れたし、アイツらはアメフトで一緒に大学行くつもりだったのに、最近俺だけ大学のコーチからスカウトされて。 しかも、俺はそのスカウトを断った。 俺、アイツらに何の説明もせずに壁作ってた。 だからアイツら自暴自棄になってて、、、」 「事情はわかったけど、二度とカートに近寄らせない。力を使って操るから」 「分かった、分かった、カートに近づけなくしてくれ。でもそれ以外は勘弁してやってくれ。根は悪人じゃねーんだ。コレは本当だから。俺はもう何年もアイツらを見てきた」 「カートの意見は?」 ブレインが僕に聞いた。 「え?!あ、ご、ごめん、僕もソレでいいよ。 それよりシェーンは何でスカウト断ったの? アメフトで大学狙ってる人ならスカウトなんて何が何でも掴みたい絶好のチャンスじゃないの?」 「お前、今ソコ大事か?」 「気になるでしょ、友達の事なんだし」 「お、おう。それは、その」 シェーンは少し顔を赤くする。 「俺も親父みたいな警官になろうと思って。だから大学も変えた。アメフトは楽しいけど、将来なりたい仕事はアメフト選手じゃねーし。そもそも俺ぐらいのレベルじゃ大学行けても先がねぇよ」 「ちゃんと先の事考えてたんだ」 「俺はお前らと違って堅実に行かないと人生詰むからな。 2人はコロンビア大だろ?」 ブレインと僕はコロンビア大学に行く予定だ。 ブレインは極秘のコロンビア大学内にあるネオヒューマンズクラスに決まってる。 僕はWIAのテストにパスすれば特待生枠で入学出来る。 「まだ、僕は正式に決まって無いけど」 「カート、君なら絶対大丈夫だよ」 ブレインは優しく微笑んでくれる。 「まあ、俺に出来る事あれば言えよ」 シェーンはぶっきらぼうだけど、いつも励ましてくれる。 2人が居れば、僕はきっと大丈夫。 1人じゃない。

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