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18歳の夏1

「カート、愛してるっ」 「あっ、ああんっ、もう、奥まで入ってる」 ブレインが激しく腰を振る。後ろから奥まで突かれると理性が吹き飛ぶ。 「もぉ、ダメぇ」 逃げそうになる腰を力強い腕でガッチリ掴まれた。 「はっはぁ、カート、逃げないで」 僕もブレインも、もう汗だく。 「ブレイン、だめ、いくからっ」 「おい、あんた達いつまで盛ってんのよ。発情期のネコじゃないんだから」 ブレインの部屋の前で腕組みしたメイが凄い顔で睨みつけてきた。 僕はビックリしてブレインを締め付けちゃって。 「アッ、、、」 2人ともいっちゃった。 最悪、、、。 彼女はWIAのエージェント•メイ。 アジア系、黒髪で年齢不詳。眼光鋭い彼女はブレインのファミリーケア担当。 ファミリーケアっていうのは特務機関world Intelligence Agency通称WIAの仕組みで、命に危険がある能力者、科学者、その家族に護衛をつけられるシステム。 ブレインは人を操る特殊な能力があるネオヒューマンズ。 常に狙われる危険があるからファミリーケア担当が付いた。 ちなみに、今はブレインの家にメイも住んでる。 ブレインは要警護レベル5らしい。 その為、本来ならファミリーケア担当なんてやらない戦闘部隊精鋭中の精鋭、エージェント•メイが大学入学までの間、特別に送り込まれた。 メイの渾名は鬼軍曹。最恐エージェントやモンスター•エージェント。 そんな怖い名前をエージェント•ハワードから聞いている。 確かに笑った顔見た事無い。 「さっさと寝なさい子猫達。明日は月曜よ」 人睨みするとドアをバタンと閉めた。 「カートごめん」 ゆっくりとブレインが僕の中から出て行く。 「あ、あんっ」 中が擦れて抜くだけでも気持ち良い。 「可愛い声出さないで、また治らなくなる」 「、、、、、、」 あれ?声が出ない? 「カート?」 「、、、、、、、、、、、、」 「嘘だろ、カート、喋って」 ブレインが焦る。 「はぁぁ、良かった。声が出せなくなったみたい」 「ごめん、、、操るつもりじゃ無かったのに」 「大丈夫。すぐ戻ったし」 「本当にごめん」 最近のブレインはどこか変だ。 彼氏の僕には分かる。

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