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18歳の夏3
「よお」
翌朝、僕を迎えに来たのはブレインじゃなくシェーンだった。
「おはよ。ブレインはどうしたの?」
「今日は休みだってさ。俺はお前のお守りを頼まれた」
「そうなんだ。なんか、ごめんね」
「別に。好きでやってる」
「ブレインは休みの理由、何か言ってた?」
体調不良じゃ無いはず。数時間前まで元気だった。
「WIAの呼び出しっぽかった」
「そうなんだ」
いつ戻って来るのかな?後から電話してみよう。
シェーンと並んで歩いていると、黒いバンが数台通り過ぎた。フルスモークだし、この辺の平和でのんびりした住宅街では珍しい。
WIAじゃ無さそうだけど、、、
またカサドール?
「シェーン、最近お父さんから不審者情報とか聞いてない?」
「そういや、昨日の夜に緊急出動があったらしい。後から詳しく聞いとく」
「ありがとう」
思い過ごしなら良いけど。
今はブレインにはエージェント·メイも付いてるし、きっと大丈夫だよね?
でも、何だかどうしても嫌な予感がしてしまう。
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