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18歳の夏7

どうしよう! パパと同じ顔だけど、コレはパパじゃない。 絶対に違う。 僕の手首を引っ張るコレは人間じゃない? パパと同じ顔に同じ笑顔を貼り付けているけれど、激しい違和感を感じる。 何かがオカシイのは分かる。 逃げ出すにはコレを振り払わないと、、、 「パパごめんなさい」  僕はパパを手首を捻って振り払うと反対方向へ走った。 こんな事、パパにはしたく無かったのに! どんなに求めても、会えなかったパパを振り払うのが、こんなに辛いなんて。 溢れ出す涙を袖で拭った。 今は泣いてる場合じゃない。 廊下の突き当たりにある客間のドアを開けた瞬間、 「え?!」 突然、ブレインの部屋に出た。 「カート!大丈夫?」 「ブレイン?」 「君を探してた。早くここから逃げよう」 また手を引かれる。 「だめだよブレイン、外には行けない」 「カート、、、」 ブレインの優しいキス。 鼻の頭を付けたまま、ブレインが囁く。 「大丈夫だから、おいで」 どうしてか分からないけど、ドアから出ちゃいけやい気がする。 「ブレイン離して」 「カート、愛してる。おいで」 ズルい。こんな、、、こんなの断れない。 「ブレイン、、、」 手を引かれドアに向かって一歩踏み出した時。 「待って!」 反対の手首を強く掴まれた。 「ソレに付いて行っちゃダメ!」 アマンダ?!

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