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第160話 成人の儀 其の二十六★       ──絶頂──

「あっ……ふっ、んんっ……しっ…、ぽ……っ、はぁ…」  「尻尾?」 「んっ、あ……蒼、竜の……っ、ひあぁぁ……っ!」  答えを知った紫雨(むらさめ)は、皆まで言うなと言わんばかりに胸の淫芯を強く吸い上げた。同時に屹立の先端の淫口を穿り進むように指の第ニ関節まで押し入れると、一気に引き抜く。  はくはくとひくつく淫口を目で楽しみ、喉奥でくつりと笑うと紫雨は、焦らすように指先だけで桃色の粘膜を嬲り弄んだ。 「あの竜尾の先端で拓かれたか。艶なことよ。この淫口が竜尾を呑み込む様は、まさに絶景だろう」  見てみたいものだ。  そう話す紫雨に香彩(かさい)は、竜尾を楔の淫口に挿入(いれ)られる所を紫雨が見ている、そんな場面を想像してしまって、思わず身を捩らせ胸を紫雨の方に突き出した。 「あ……や……」  それが恰かも、もっとと強請っているようにも見えて、香彩は快楽に身を委ねながらも、頭を横に振る。  紫雨は先程まで苛める様に散々に責め抜いていた香彩の胸先を、自分の卑猥な舌遣いから解放した。紫雨の唾液で照る淫芯は強く吸われた所為か、痛い程に充血して尖る様に勃っている。  空気に触れた漿果は、香彩の薄く白い胸の上で色付き、じんと熱い痛みを感じながらも絶頂を求めて、赤い胸先を物欲しそうに震わせているかのようだった。 「はぁ……っ、あ、はっ……むら…さめっ…!」  紫雨は再び掌に若茎を握り込む。根元からじっくりと親指の腹で、裏筋から淫口までを沿えるように扱き上げれば、香彩は紫雨の名前を呼びながら、絶頂を求めて甘く切ない啼き声を上げた。  濡れた棹先の最も敏感なところを指で擦られ、やがて全体を掌で扱かれているうちに香彩は、高まりに素直に従い腰を揺らす。 「…っぁ…も…、だ…めぇ…っ…」  香彩の濡れた声に狙い澄ませたかのように、紫雨は解放したはずの濃桃色に色付いた胸の淫芯を強めに噛んだ。 「──っ、や、あぁぁぁぁぁっっ!!」  反対の頂きも指できゅうと強く摘ままれれば、やがてせり上がってくるものに堪えきれずに香彩は、啼きながら熱い飛沫を紫雨の掌に吐き出したのだ。  「……はぁっ、はぁ…」  力の抜けた香彩は、白衣のはだけた紫雨の胸に、しどけなく寄り掛かった。  甘く荒く、そして熱い息を、その胸にぶつける。  快楽のあまり頭の中が真っ白になった。視界はどこか潤み、はっきりと物を映せない。  ただ感じるのは、じんとした胸の頂きの熱い痛みと、額に落ちてくる優しい接吻(くちづけ)だけだ。

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