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第189話 成人の儀 其の五十五★      ──満たされる熱──

「んっ……ああっ、だめ……ぇ、んんっ…おおっ…きぃ……ん、はぁっ、はぁ……あ…」  その変化を香彩(かさい)は、直に感じ取っていた。  熱楔の震えに熱い飛沫が最奥に注ぎ込まれることを期待して、自然と後蕾から媚肉、結腸の蕾に奥の蜜壺までが、二本の剛直を甘く、強く締め上げる。  その強さに引き寄せられるように、再び激しい抽挿が始まった。香彩の後ろから蜜壺を捏ねるように腰を使っていた紫雨(むらさめ)が、香彩の薄い腹を軽く掴むように撫で擦る。 「ここだ……ここに今からおくる。しっかり受け止めよ……かさい」 「んっ……はぁっ、はぁ……あ…、ああっんんっ…!」  香彩は一層高い艶声を上げた。  熱い手が香彩の薄い腹を撫で擦る度に、胎内(なか)で咥え込んでいる剛直の形を、どこまで挿入(はい)っているのかを、まざまざと知ってしまう羽目になって、香彩はふるりと身体を震わせる。まるでこの薄い腹越しに、紫雨が胎内(なか)にある剛直を自慰しているかのようだと、そんなことを思ってしまう自分の卑猥さに堪らないものを感じれば、それがまた胎内(なか)の剛直への刺激に繋がり、更に深い悦楽となって自分に返ってくる。 「ああっ!」  そこに加え、紫雨のもう片方の手が、やんわりと香彩の若茎を握り込み、やがて扱き始めた。掌の中で限界まで硬く反り勃った若茎の、すでにとろとろと溢れる蜜を竿全体に絡めながら、緩急を付けて更に扱き上げる。 「あ…、あっ、はぁっ、はぁ……んっ……あ…、あっ、あ……っん 」  香彩はその熱い手の動きに合わせるかのように、白い身体を艶かしい腰を拗らせて、すっかり甘く蕩けた声で喘いだ。  若茎を刺激されたことで、更に締め上げたのか。堪らないとばかりに、胎内(なか)にある二本の熱楔の動きが激しさを増す。腹側の弱い凝りを容赦なく突かれ、結腸の蕾を交互に責められながら、その更に奥の蜜壺を掻き回される。 「……ああぁぁっ……!」  その強すぎる快感と、紫雨の巧みな手淫に、香彩の若茎が痙攣するように震えながらも、その掌に白濁とした凝りを吐き出した。 「──……っ!」 「か、さい……っ!」  剛直を舐りながらも締め上げ、吸い付くような胎内(なか)の媚肉の蠕動と蜜壺の動きに、紫雨と竜紅人(りゅこうと)が息を詰める。  最奥の蜜壺で、限界まで太く怒張した二本の熱楔が脈を打つように震え、やがて(おびただ)しい量の灼熱のような白濁が注がれた。

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