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6-愛してほしいの(17)

遊馬さんに足を開いてもらって、蕾に指を沈める。 遊馬さんがあらかじめ解しておいてくれたらしく、それは容易に俺の指を受け入れてくれた。 中は柔らかく、そして熱くて、優しく俺を歓迎してくれる。 「遊馬さん、柔らかくしておいてくれたんですね」 「ん、うん」 掻き分けるように愛撫していたら、遊馬さんと目が合った。 遊馬さんはとたんに目をそらしてしまったけど。耳が赤い。 「遊馬さんが嫌でなければ、次からは、それは俺にやらせてほしいです」 「解すのを?」 「そう」 挨拶代わりに指先で、少し手触りが違うそこをとんとん、とノックした。 とたんに遊馬さんの体が跳ねて、色っぽい声が上がる。 「こういうことも、したいんです」 「ば、ばか、しろたのばか。だめだ、絶対やらせないからな」 赤くなって睨む遊馬さんの視線を笑顔で受け止めた。 ◇ ◇ ◇ 「……遊馬さん、これ、痛くないです?」 これくらいかな、と指を入れて動かしながら遊馬さんに聞いた。 「痛くない……、しろた、もう、指は……いい」 「なんでですか?」 「充分だから……もう、大丈夫だからっ……! しろた、早くっ……!」 「急いじゃいやですよ、遊馬さん。ゆったり楽しみましょ?」 「やだ……っ! 僕は早く、しろたが欲しいッ」 まさかだね。この俺が遊馬さんに欲しがられちゃった。ふふ。 さんざん遊馬さんのお腹にぐりぐり押し付けてたからね。 俺のは、体格のわりに、たぶんそこそこ大きい部類に入る。大学の時、俺と同じアホたちとフル勃起時の大きさ比べをした時、俺が長さ、太さ共に一番大きかった。 本当に、何をやってるんだろうね。あの、愛すべきアホたちは今でも俺みたいにアホなのかな。 「しろた……ッ! よそ見をするなっ!」 怒られちゃった。 「よそ見じゃないですよ。素直に遊馬さんの言うとおりにするのと、ちょっと焦らすの、どっちがより遊馬さん悦んでくれるかなって、考えてたんです」 「ば、ばかっ! どっちでも、ぁ、あ、う」 遊馬さんが喋ってる最中に先っちょを入れてみたら、遊馬さんの腰がくだけちゃった。 ローションをたっぷり使ったから、俺が腰を前後させる度に、つぷ、ちゅぷ、ぬぷっ、て、淫らな音が聞こえる。 もうちょっと深くまで入れてみようか。 「ん、ぁん、……む」 今最高な声が聞こえかかったんだけど。エロかったよね! でも遊馬さん、すぐに口を押さえちゃって、声聞かせてくれないの。 これはもう、遊馬さんの言うとおりにして、めいっぱい気持ちよくなってもらうしかないのかな。恥ずかしがる余裕がないくらい。 うーん。どうしよう、どっちがいいかな。 奥はそこそこにして、前立腺をメインに可愛がってあげて、遊馬さんにはとろっとろになって甘い声をあげてもらうのと、ご希望通り奥までぶちこんで、全身で俺のこと受け止めてもらうの。あ、もちろん後者はちょっと理性が飛んじゃうから、声を抑えるなんて無理だよ。 うーん。 よし。理性ぶっ飛んだ遊馬さんに会ってみたいから、奥までコースにしようか! いきますよ! 遊馬さん!

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