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7-荒波に揉まれるおしりとか(3)
さて、そろそろ遊馬さんを起こしてもいい時間かな?
遊馬さんのスマホのアラームは七時に設定されてるんだけど、遊馬さんを満足させるには、そろそろ起きてもらわないといけないんだ。
どうやって起こそうかな。遊馬さん、どんなのが嬉しいかな。
穏やかな感じで、軽くキスして名前を呼んで起こすとか。
朝からやんちゃに、ぎゅって抱きついて起こすとか。
過激に、朝勃ちしたモノを、遊馬さんが起きて果てるまで容赦なくしゃぶるとか。
うーん。初めての朝だし、ラブラブな雰囲気出していこか。ね。
ちょっと掛け布団退けて、露出しちゃお。
上衣のボタンを全部外しちゃった。オープン!
……。く、はぁ……。
エッッッロ!
お人形みたいに綺麗な顔で眠ってるのに、上衣脱がしたらキスマークだらけ。いたいたしいくらいに赤い痕が、花びらが散ったようにいっぱい残ってる。
乳首もまだ桃色のまま。いやまあ、全部俺のせいなんだけどさ。夢中だったんだよぉ。
これはもう、やるしかないね。
……いただきます!
上半身裸にした遊馬さんに馬乗りになった俺は、左右の鎖骨の中心に思い切り吸い付いた。
ぢゅっ、と唇を離すのと同時に、遊馬さんが目を覚ました。ひときわ色の濃いキスマークを残しちゃった。へへん。これはしばらく消えないぞー。
「しろ、た?」
遊馬さんはまだ目が覚めきってない。
「おはようございます、遊馬さん」
語尾にハートマークを散らす勢いで甘えたら、遊馬さんが嬉しそうに笑った。
「おはよう、しろた」
うう、これは俺、しくじったんじゃないか。
遊馬さん、清らかだよ。
肉欲に溺れてるの、俺だけだよ。
……いや! 大丈夫!
遊馬さんだって、エチぃの好きなはず!
俯いて、乳首さんを舐めちゃう。
「ひぅ」
喘ぎ声をあげた遊馬さんが自分の格好に気づいた。
「え、僕、何、なんで」
遊馬さんはとっさに腕を上げて胸を隠したけど、そんなのダメです。
唇にキスをして、遊馬さんがそっちに気を取られた隙に腕はどけちゃいます。
しっかりとキスをして、遊馬さんを起き抜けモードから、アダルトモードに切り替える。
「ん……、しろ、た、どうした?」
目尻が蕩けて色っぽい。こういうお色気びんびんの遊馬さんも大好き。
「起きる前に、ちょっとだけ、昨日の続きしませんか?」
「……うん」
という訳で、ちょっとごめんね、俺と遊馬さんの二人きりにさせてね。これから昨日のご不満分も含めて遊馬さんと仲良くするから。
待っててね!
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