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第7話
中嶋秀明からの指名予約を一旦回避できたところで別の日に入れられるため、根本的解決にはならない。麻由子と食事をした次の日の夜、ショウはホテルの部屋に呼び出されていた。
ベッドの上に悠々と寝そべる中嶋の脚の間にうずくまったショウは、漲った一物をくわえ、二回目の奉仕をしていた。舌と唇で丁寧に愛撫する間、粘り気のある水音が脳内を支配する。
一回目は達するまで早かったが、二回目は少し時間がかかっていた。睾丸を指でやわらかく揉みしだきながら裏筋に舌を這わせていると、びくびくと快感が伝わってくる。もう少し、とくわえ直して鈴口を舌先でいじっていたところで、突然腰を引かれてショウは乱暴に引き倒された。
「はぁ、はぁ、……すみません」
イキそうだったのにな、とつい残念に思っていれば、ぱしっと二の腕を張られた。
「早く終わらせようとするな」
「ごめんなさい」
中嶋の張り詰めた尖端からは白いものが滲んで垂れていた。普通に射精するよりいたぶりたいんだろうな、とショウは冷めた頭で考える。
おそらくあれを今くわえると、数秒で射精する。中嶋はそれを口淫ではなくショウを痛めつけることで達したいのだと思われた。
中嶋は眼を血走らせてショウの髪を掴み、ベッドの上に押さえつけた。
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