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第4話(3)

「めちゃくちゃエロい顔してる」  俺の口から零れた唾液を拭って、前髪を横に流しながら近づいてきて耳元で囁く創介。  そのまま耳に口を付けられて軽く噛まれると、俺はビクンッと大きく跳ねてしまった。  満足そうに顔を上げた創介は軽く俺の口にチュッと音を立ててキスをすると、俺の服に手をかけてそのままTシャツを捲くり上げる。 「ふぇ?」  まだ半分くらい酒でなのかキスでなのかふわふわした頭だった俺は状況を理解できないまま、一瞬のうちに上半身には何もなくなった。 「そうす……け?」  首筋にキスされながらくすぐったさに身をよじると、胸の小さな先を撫でられてもう片方は創介の口に含まれる。 「え?何?」  摘まれて、舐められて、弾かれて、舌で転がされて……くすぐったいとは別の不思議な感覚。  カリッと軽く歯を立てられると、軽く仰け反って俺は小さく喘いだ。  その声に自分でめちゃくちゃ恥ずかしくなる。 「そ……ちょっ、待っ……」  ヤバいと頭のどこかで警報が鳴り響いていた。 「誘ったのはお前だ」  熱っぽい創介の目も見るだけで頭がクラクラしてくる。  もう片方にも口を付けられてゾクゾクしながら必死に耐えていると、カチャカチャと聞き慣れた音がした。

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