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第7話(7)

「責任取れよ」  目を細めたまま言うと、後頭部に手が回ってきて勢いよく口を塞がれた。 「そっ……はっ……」  ヂュッと吸われて唇を割り開かれて、歯列をなぞりながらしっかりと抱き締められて。  熱いその舌とグチュグチュ混ざる唾液の音を聞いているだけで耳も口も溶けそうだ。 「ふ……んっ……」  鼻にかかったような声が出て恥ずかしさで顔から火が出そう。  軽く息を弾ませながら離れていく創介はわざとなのか舌を出したままニヤリと笑った。 「責任持って気持ちよくしてやるよ?」 「なっ!!待っ!!え!?い……今から!?」  色っぽいその表情を見ながら慌てる。 「そりゃな!スイッチ入ったろ?」 「や……まぁ、ちょっと勃ってるけど……その……ちょっ、腹減らね?」  何となく不安……というか、怖気づいたっていうか。 「腹いっぱいになると思うけど?」 「そんな下ネタ要らねぇよ!」  やっぱ勇気要るじゃん。  だって……今までの感じだと俺が挿れられるってこと……だろ?  なんっ……!!  想像して……でも、キャパを超えてしまって両手で勢い良く顔を覆った。 「今日は酒飲ませねぇからな。全部覚えてるように」  耳元に息を吹きかけられてビクっと背筋を伸ばす。  笑って手を引かれて……バクバク鳴る心臓が痛いくらいなのに足はどんどん創介の部屋に近づいていった。

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