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第8話「や……やるの?」
見慣れた創介の部屋なのに、パチっと創介が点けたのはダウンライトで……何かやけにいい雰囲気な気がする。
ちょっと待て!!これ、俺の部屋のと違う!!
「ドキドキする?」
ニヤっと笑われてヒクッと顔を引きつらせると、創介はベッドに腰を降ろしてそのまま俺の手も引いた。
つんのめりそうになったのを抱き留められて、キスをしながら必死に……とにかく呼吸する隙を求めていたのに、いつの間にかベッドで仰向けになっている。
「そうっ!!」
「ん?」
ギシッと音を立てながら顔の横に手を付かれて上から見下ろされるなんて……恥ずかし過ぎる!!
「お……俺が受けんの?」
何となくわかっているのに少しでも時間を稼ごうとしてしまうのは……やっぱりまだちょっと覚悟が足りないからだ。
「何?お前、挿れたいの?」
笑いながらも創介は俺の首筋に顔を埋めてくる。
舐められて、吸われて、軽く歯を立てられて……ゾワッと背筋に何かが走るのを感じながら息が漏れて頭の中に靄がかかり始めた。
俺が……創介……に?
想像なんてできなくて、ただ首を横に振る。
シャツを捲り上げられて腰から脇腹に触れてくる手にビクっと身体を揺らした。
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